安田倉庫---22年3月期は2ケタ増収、物流事業の営業収益が好調に推移
安田倉庫<9324>は9日、2022年3月期連結決算を発表した。営業収益が前期比11.2%増の530.40億円、営業利益が同11.5%減の29.10億円、経常利益が同7.5%減の40.37億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同2.9%増の28.73億円となった。
物流事業の営業収益は前期比12.3%増の468.52億円、セグメント利益は同1.7%減の31.99億円となった。前事業年度に新設した物流施設の稼働や輸配送ネットワークの拡充、海上運賃の高騰や航空輸送の増加などにより倉庫保管料、作業料、陸運料及び国際貨物取扱料で増収となった一方、各種営業原価が増加した。
不動産事業の営業収益は前期比3.4%増の67.79億円、セグメント利益は同0.4%減の20.96億円となった。施工工事は増加し、既存施設の稼働率は維持している。
2023年3月期通期の連結業績予想については、営業収益が前期比9.3%増の580億円、営業利益が同5.5%減の27.50億円、経常利益が同5.9%減の38億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同20.0%減の23億円を見込んでいる。
また、同日、2022年3月期の業績を勘案し、期末配当金を予想より増額することを発表した。直近の配当予想である1株当たり12円から13円とし、この結果、年間の1株当たり配当金は25円(前期比1円増額)を予定している。
《ST》
提供:フィスコ