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9256 サクシード

東証G
959円
前日比
-6
-0.62%
PTS
-円
業績
単位
100株
PER PBR 利回り 信用倍率
14.9 1.55 1.46
時価総額 34.3億円
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サクシード Research Memo(7):強みはシナジー、自社マーケティングチーム、細やかなマッチング


■事業概要

6. 同社の強み
サクシード<9256>の強みは、教育サービスと人材サービスを同時に行うシナジー効果、社内のマーケティングチームによるオウンドメディアやLP※の機動的な制作、クライアント・求職者双方のニーズを汲み取ったきめ細かなマッチングの3点にある。教育サービスと人材サービスを同時に行うことで得られるシナジー効果として、人材サービスで必要となる人材と教育サービスで必要となる人材を一括して募集することで、募集費のコストダウンを実現できる点がある。また、学校教員の募集サイトで集めた登録者に対して学童保育の仕事も斡旋するなど、事業領域を横断した登録者の有効活用を図ることができる。この結果、人材サービスばかりでなく教育サービスの人材まで強化することができる。そのうえで、教育サービスで競合する他社学習塾へも人材を紹介することができるのである。

※LP(Landing Page):様々な切り口から求職者を集める数ページのミニサイト。


求職者も求人企業も、同じ業種や職種であっても個別のニーズに様々な違いがある。こうした千差万別なニーズに対応するため、同社は募集サイトやLPを自社内で制作することができるマーケティングチームを有している。このため、人材不足が深刻な教育関連に絞り込んだうえで、さらに専門性の高い職種に特化した多彩で有効な自社求人サイトやLPを展開することができ、競合に対して大きな強みとなっている。さらに、集まった登録者から担当者が詳細をヒアリングすることで、職種にまで細分化された専門性の高い人材データベースを大量に保有することができる。このため、様々な求職者と求人企業のニーズに、迅速、機動的、正確に対応することができる。例えば、業種単位で募集している他社人材サービスのように学習塾と講師を単に引き合わせるだけでなく、学力重視の進学塾には御三家(中高一貫名門三校の俗称)の問題を初見で解くような学力の高い講師を、雰囲気重視の補習塾へは明るい雰囲気の面倒見のよい講師を紹介するというような、求職者と求人企業双方の要望に合致したマッチングが可能となるのである。結果として、講師の退職率が極めて低くなるというメリットも生じる。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 宮田仁光)

《NS》

 提供:フィスコ

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