郵船、商船三井など安い、バルチック指数の下落続き1カ月ぶり低水準に
日本郵船<9101>、商船三井<9104>、川崎汽船<9107>の大手海運株がいずれも軟調で業種別騰落でも33業種中、下落率で首位となっている。足もとで為替の円安が進行していることは、運賃ドル建て決済の海運各社にとってポジティブ材料だが、ロシアへの経済制裁が強化される方向となるなか、その反動による世界経済への影響も懸念され、グローバル物流の先行きに不透明感も意識されている。また、ゼロコロナ政策に伴う中国経済の減速も警戒されるところで、中国景気と連動しやすいバルチック海運指数は、4月4日時点で8日続落し、3月7日以来約1カ月ぶりの水準まで下落、これも株価の上値を重くしている。
出所:MINKABU PRESS
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