貸借
証券取引所が指定する制度信用銘柄のうち、買建(信用買い)と売建(信用売り)の両方ができる銘柄
株価20分ディレイ → リアルタイムに変更

8935 FJネクHD

東証P
1,309円
前日比
-6
-0.46%
PTS
1,311.1円
09:45 04/26
業績
単位
100株
PER PBR 利回り 信用倍率
7.1 0.66 3.82 27.31
時価総額 454億円
比較される銘柄
ミガロHD, 
タスキHD, 
日神GHD
決算発表予定日

銘柄ニュース

戻る
 

FJネクスト Research Memo(5):首都圏ランキングでトップクラスを誇る高いブランド力


■企業特長

(3)同社の特長(優位性)

続いて、首都圏ランキングでトップクラスの販売戸数を誇る同社の優位性は以下のように整理できる。

・明確な商品コンセプトの下、良質な住環境を提供
FJネクスト<8935>は、自社ブランドとして資産運用型「ガーラマンションシリーズ」とファミリーマンション「ガーラ・レジデンスシリーズ」を展開している。居住者の目線に立った企画・開発が「ガーラ」ブランドの価値を高めており、これまでの供給実績や入居率の高さがそれを実証している。特に、主力の資産運用型「ガーラマンションシリーズ」は、重厚感のあるエントランス、デザイン性に優れ、ステータス感のある外観、安全性、快適性を重視した設備仕様を備えているところに特長がある。2014年4月には「ガーラ・ヒルズ新宿」が、全国住宅産業協会が主催する第4回優良事業表彰を受賞した。また、ファミリーマンション「ガーラ・レジデンスシリーズ」は、快適な交通アクセスや豊かで利便性に富んだ周辺環境、そして先進の基本性能の高いデザイン性に特長がある。

・好立地へのこだわりと情報力
賃貸住宅の資産価値を評価する上で、好立地であることが最大の要素となること言うまでもない。従って、好立地となる用地をいかに仕入れるかが競争力を大きく左右することになる。一方、用地情報は実績や財務力のあるところに集まる傾向があるため、強いところがさらに強くなる業界構造がみられる。同社の場合、業界トップクラスの販売実績やブランド力の高さ、財務基盤の安定性が、情報力の面でもアドバンテージを発揮しており、それがさらに同社の販売実績やブランド力を高めるといった好循環が働いていると考えられる。同社は、東京都心・横浜を中心とした居住ニーズの高いエリアに特化するとともに、98%超の物件が最寄り駅から10分以内にあるなど、厳選した立地に供給を行っている。

・賃貸管理ノウハウの高さや充実したアフターサポート
同社は、販売した物件の不動産管理を手掛けることにより、資産価値のメンテナンスや居住者向けサービス(コンシェルジュサービス)の提供による入居率の維持を図っているほか、資産運用プランの見直しや物件売却相談などのアフターサポートの充実が購入者からの高い信頼に結び付いている。賃貸管理戸数の実績を見ると、自社ブランドの供給実績とともに年々着実に積み上がっており、2015年3月期末には13,599戸(前期末比671戸増)にまで拡大した。一方、入居率は、厳選した好立地であることや、管理ノウハウの蓄積等により、2015年3月期平均で約98%と高い水準で安定的に推移している。

・購入者及び居住者の属性
購入者のほとんどが、一般的なサラリーマンであり、30~40歳代が約60%を占めている。また、物件の所在地は首都圏にもかかわらず、購入者の住所は全国各地にわたっていることが長期的な資産運用を目的としたものであることを示している。一方、居住者については、20~30歳代の一人暮らしの社会人が占めている。特に、ハイグレード仕様やセキュリティの充実度から、女性に人気が高い。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 柴田 郁夫)

《HN》

 提供:フィスコ

株探からのお知らせ

    日経平均