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証券取引所が指定する制度信用銘柄のうち、買建(信用買い)と売建(信用売り)の両方ができる銘柄
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8798 アドバンスクリエイト

東証P
1,024円
前日比
-2
-0.19%
PTS
1,023.2円
14:58 05/09
業績
単位
100株
PER PBR 利回り 信用倍率
25.0 5.18 3.42 18.07
時価総額 231億円
比較される銘柄
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決算発表予定日

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アドバンクリエ Research Memo(9):2023年9月期は保険代理店事業の成長により2ケタ増収増益見込む(2)


■今後の見通し

(2) ASP事業
ASP事業では各種サービスの導入件数積み上げに取り組んでいく。「御用聞き」や「丁稚」については月次ベースで着実に伸びているが、今後アドバンスクリエイト<8798>から提携代理店に対する送客件数が大きく伸びることで、導入件数も増加すると予想される。いずれも募集人の生産性向上に寄与するサービスであり、募集人の業務量が増加すれば利用ニーズも自ずと高まると考えられるためだ。現在、両サービスとも契約ID数は数千件程度に留まっているが、提携代理店だけで募集人は数万人規模となっており、成長余地は極めて大きいと言える。

「Dynamic OMO」については、保険業界だけでなくクレジットカード会社などオンライン営業が効果的と思われる業界へも拡販が進んでいる。「アバター」と組み合わせたシステムも導入が進んでおり、営業のDXニーズが強い証券・銀行なども含めた金融業界での広がりが期待される。新たな取り組みとしては2023年9月期中に「Dynamic OMO」のアプリをリリースする計画である。

(3) メディア事業/メディアレップ事業
メディア事業については、保険会社の広告費用配分の見直しを背景に今後も保険業界で抜群の認知度を誇る「保険市場」への広告出稿が順調に増加するものと予想される。従来は生命保険会社が中心であったが、自動車保険や季節性の強い海外旅行保険、自転車保険などの損害保険商品の取り組みを強化していることもあり、今後は季節性も徐々に薄まっていくだろう。メディアレップ事業についても費用対効果の高い広告運用を行うことで、増収増益を目指す。

(4) 再保険事業
再保険事業は、保険代理店事業の拡大に合わせて再保険契約が積み上がるため売上高は今後も堅調に推移する見込みだ。利益面では新型コロナウイルス感染症の「みなし入院給付金」が2023年5月7日で終了となったため、再保険料の支払いも減少することになり下期には黒字に転換する見込みだ。今後も自然災害などで突発的に生命保険や医療保険の支払いが増加するようなことがなければ、2024年9月期以降は再び10%台の利益率に回復するものと予想される。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)

《SI》

 提供:フィスコ

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