アコムが年初来高値、営業貸付金利息や信用保証収益が増加し第１四半期２ケタ増収増益

　アコム<8572>が大幅３日続伸で年初来高値。２９日の取引終了後に発表した第１四半期（４～６月）連結決算が、営業収益５８６億６０００万円（前年同期比１１．４％増）、営業利益１８６億１０００万円（同２１．５％増）、純利益１６９億３８００万円（同２１．１％増）と２ケタ増収増益となり、４年ぶりに第１四半期として営業増益となったことが好感されている。業界全体として利息返還請求は高止まり傾向にあるものの、貸し出しや新規申し込みの回復などで市場規模減少に歯止めがかかりつつあり、同社でも営業貸付金利息や信用保証収益が増加した。一方で、貸倒引当金繰入額や支払手数料なども増加したが、これらを吸収して大幅増収増益を達成した。
　なお、１６年３月期通期業績予想は、営業収益２３００億円（前期比４．９％増）、営業利益５７６億円（同４．１倍）、純利益５１０億円（同４．０倍）の従来予想を据え置いている。

アコムの株価は１１時１３分現在６１０円（△３６円）


出所：株経通信（株式会社みんかぶ）