UBS証券の銀行セクターのリポートでは、短期的には、マイナス金利政策の影響により、ほとんどの銀行にとって資金利益の減少は避けられないと指摘。それでも、預金金利の引き下げ余地の大きい銀行にとって、その影響は極めて限定的になる可能性があるとの見方で、資金利益の減少影響が大きい銀行でも、債券の含み益の実現で純利益水準の確保は可能で、当面の減配リスクは低いと解説。
今後、配当利回りが株価を下支えする展開を想定して、マイナス金利の影響が相対的に小さい銀行として三井住友トラスト・ホールディングス<
8309>、あおぞら銀行<
8304>、スルガ銀行<
8358>に注目している。
《MK》
株探ニュース