松屋はしっかり、8月売上高は銀座店の牽引で34.7%増、インバウンド対応も拡充
松屋<8237>が全般波乱相場のなかで底堅さを発揮している。1日取引終了後に発表した8月の売上高速報では銀座本店(銀座店と浅草店の合計)は前年同月比34.7%増と好調な伸びを示した。主力の銀座店は、今月4日にリニューアルオープンする紳士部門で工事によるクローズがあったものの、紳士鞄や先行してオープンした一部ブランドを中心に売上高が前年を上回った。婦人部門も全体的に好調、婦人靴や雑貨もともに需要は旺盛だった。免税対象品についてはインターナショナルブランドや化粧品、時計が牽引し、引き続き大幅に伸長した。銀座店は目標も大幅に超過し、39.0%増と5カ月連続で前年を大きく上回る売上高を達成している。また、同社は銀座店の敷地内に外国人観光客専用の売り場を開設する方針で、化粧品や食品などの商品を扱うほか免税カウンターも設けインバウンド需要の一層の取り込みを図る。
松屋の株価は9時12分現在1845円(△7円)
出所:株経通信(株式会社みんかぶ)
松屋の株価は9時12分現在1845円(△7円)
出所:株経通信(株式会社みんかぶ)