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証券取引所が指定する制度信用銘柄のうち、買建(信用買い)と売建(信用売り)の両方ができる銘柄
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8114 デサント

東証P
3,565円
前日比
-35
-0.97%
PTS
-円
業績
単位
100株
PER PBR 利回り 信用倍率
24.5 2.44 1.23 5.35
時価総額 2,742億円
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決算発表予定日

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サイジニア Research Memo(5):ZETAの業績好調が寄与し、計画を超過達成


■サイジニア<6031>の業績動向

2. 実質増益要因とZETAの好業績
営業損益については61百万円の損失拡大となったが、前年同期業績にZETAの業績(2022年5月期第1四半期)が含まれていないことが要因であり、これを加えた実質的な営業利益は前年同期比26百万円の収益改善となることに注意が必要である。収益改善の理由としては、(1) ZETAの2022年5月期第1四半期は費用先行期に当たり、営業損失を計上していること、(2) ZETAが成長期に入り、2023年5月期第1四半期に大きく伸長していること、が挙げられる。(1) については、ZETAの季節要因に起因する。顧客との契約時期の関係で第1四半期が費用先行期となる一方、第2四半期~第4四半期に利益計上している。(2) については、主力の「ZETA CXシリーズ」好調を背景に、ZETAの2023年5月期第1四半期業績は売上高140百万円(同55百万円増)、営業損失38百万円(前年同期は81百万円の損失)、経常損失40百万円(同83百万円の損失)、親会社株主に帰属する四半期純損失44百万円(同98百万円の損失)と順調に損失幅を縮小している。以上から、2023年6月期第1四半期業績は実質収益改善したと言える。なお、ZETAの四半期業績は、統合や事業規模の拡大を受け、平準化が進む見込みである。

一方、2023年6月期第1四半期は会社計画を超過達成した。ネット広告サービスは苦戦したものの、EC売上拡大やOMO推進といったBtoC-EC事業者のニーズを的確に捉えたCX改善サービスが好調に推移したことが寄与した。また、主力の「ZETA CXシリーズ」の販促や新サービスの開発を強化したことで、既存顧客のリピートや追加契約、新規顧客の増加、新サービス開発によるサービス領域の拡大が進んだことにより、収益が改善し、全体の業績を押し上げた。従来はサイト内検索「ZETA SEARCH」が同社サービスへの入口だったが、最近では「ZETA VOICE」からの流入も増えており、間口が拡がったことも背景にある。実際、2023年6月期にユナイテッドアローズ<7606>やデサント<8114>が新規顧客となるなど、顧客数及びサービス提供数拡大が加速している。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 宮田仁光)

《NS》

 提供:フィスコ

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