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桑山 Research Memo(10):タイの3D技術、中国2工場のフル稼働が収益牽引


■業績動向と今後の見通し

2. 2018年3月期の業績見通し
桑山<7889>は2018年3月期売上高38,000百万円(前期比1.6%増)、営業利益1,300百万円(同1.4%増)と見込んでいる。消費回復の遅れによる国内宝飾市場の伸び悩みとそれに伴う小売店の在庫調整が懸念される。しかし、タイ工場に導入した3D技術を利用したスピーディで高精度の製品開発力を生かすとともに、取引先との取り組みを強化することで国内のOEM/ODMのシェアを拡大、中国では2工場のフル稼働に加えて中国本社設立で商品開発力や営業力、市場環境変化への即応力を強化して競争力を向上させるという戦略である。

また、為替変動や関係会社業績の悪化で近年凸凹感の強かった営業外収支と特別損益は通常ベースに戻るという前提にしていると思われ、経常利益で1,280百万円(前期比18.8%減)、親会社株主に帰属する当期純利益で720百万円(同23.0%増)を見込んでいる。ちなみに相場については、貴金属地金は後半にかけて上昇傾向、為替は現状レベルと見ているが、いずれも収益への影響はほとんどないと思われる。ただし、プラチナの安値継続により金価格とのかい離が大きくなるため、プラチナジュエリーの販売増につながると予想される。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 宮田仁光)

《TN》

 提供:フィスコ

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