貸借
証券取引所が指定する制度信用銘柄のうち、買建(信用買い)と売建(信用売り)の両方ができる銘柄
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7378 アシロ

東証G
740円
前日比
+24
+3.35%
PTS
-円
業績
単位
100株
PER PBR 利回り 信用倍率
206 2.69 2.90
時価総額 54.4億円

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アシロ Research Memo(4):創業時からのビジョンにより、ユーザーとクライアントのニーズをマッチング(2)


■アシロ<7378>の事業概要

2. HR事業(同4.8%)
HR事業は、2019年12月に子会社の(株)trientを設立、2020年4月に当該子会社にて有料職業紹介事業の許認可を取得し、事業を開始した(その後、同社が当該子会社を吸収合併し、現在は同社にてHR事業の運営がなされている)。同社のリーガルメディアにおいて法律事務所の集客支援を行っている中で、法律事務所の人員不足が解約の1つの要因となっており、法律事務所の求人ニーズを聞く機会が多かったことが人材紹介事業を開始した経緯である。弁護士専門の転職エージェント「NO-LIMIT(ノーリミット)」では、弁護士業界に精通したコンサルタントが弁護士に特化した求人紹介から戦略的な内定獲得までを支援している。また、弁護士は、法律事務所だけでなく一般の事業会社の法務部門への転職意欲を有している場合もあり、一般の事業会社の求人案件を獲得している中で、法務だけではなく経理・人事・総務・経営企画・法務などの管理部門の求人ニーズを聞く機会が多くなったことを受けて、管理部門人材に特化した転職支援サイト「BEET AGENT(ビートエージェント)」、公認会計士や税理士などの士業に特化した転職エージェント「Hi-Standard(ハイスタンダード)」の運営も開始している。いずれも職種ごとの専門スキルを有したプロフェッショナル人材と、採用活動を行っている企業のピンポイントな出会いを創出している。収益モデルは成果報酬型で、成約者1人当たりの成約単価(入社者の想定年収×紹介料率)に成約率を乗じた金額が売上収益となる。主要KPIは新規登録者数で、2022年10月期は前期比283.8%増の2,391人と大きく成長した。

3. 保険事業
保険事業は、2022年4月に(株)カイラス少額短期保険(現 (株) アシロ少額短期保険)を子会社化し、事業を開始した。費用面で弁護士に依頼できない法的弱者を救済するため、弁護士依頼費用の一部を補償対象とする「ベンナビ弁護士保険」を取り扱う。収益モデルは、保有契約件数に月額保険料を乗じた金額が売上収益となる。当該子会社は2020年4月に開業し、いまだ開業から間もないことから現時点では損益分岐点に到達しておらず、投資フェーズとなっている。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 欠田耀介)

《NS》

 提供:フィスコ

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