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2015年12月04日18時13分

アクセル Research Memo(5):自己資本比率は高い、自社株買いなどでROE向上の取り組みを継続


■同業他社比較

株式を上場している主な半導体ファブレス企業(ザインエレクトロニクス<6769>、メガチップス<6875>、アクセル)に関して、2015年度業績計画と株価指標を表にまとめた。ファブレス企業の特徴としては、自社で製造設備を持たないため、固定費負担が少なく自己資本比率が高いことが挙げられる。このうちメガチップスに関しては2014年秋に米電子デバイスベンチャー企業を買収したこともあり、自己資本比率が2年前の70%台から40%台まで低下しているが、アクセル<6730>やザインエレクトロニクスは90%以上の自己資本比率を維持している。

2015年度の業績見通しをみると、3社ともに理由の違いはあるものの減収減益見通しとなっている。同社は研究開発費の増加が主因であり、ザインエレクトロニクスはテレビ向け半導体の急減、メガチップスに関してはゲームソフトや液晶用半導体の売上減と米子会社買収に伴うのれん費用の計上が減収減益要因となっている。同社に関しては、前述したように現状は開発費負担が重いため、利益水準も低くなっているが、中期的には経常利益率で10%台に復帰するものとみられる。

なお、ROEに関しては3社ともに10%以下の水準となっている。これは自己資本比率の高さの裏返しとも言えるが、株式市場ではROEを投資指標として重要視する流れとなってきている。このため、同社においても自社株買いなどROE向上に向けた取り組みを行っており、2019年3月期にはROE15%の達成を目指している。

株価指標をみると、実績PBRでは産業機器やモバイル機器向けなどの市場開拓が進んでいるザインエレクトロニクスが2.0倍と高く評価されており、同社は1.3倍、メガチップスは1倍を割れた水準となっている。予想PERでは同社とメガチップスがともに100倍超、ザインエレクトロニクスも60倍超といずれも業績の悪化見通しを受けて、高水準となっている。前年末からの株価騰落率でみると、今期業績動向を反映して同社とメガチップスの株価がマイナスのパフォーマンスとなるなか、第2四半期(2015年4-6月期)まで業績が好調だったザインエレクトロニクスのみプラスとなっている。

同社の株価については、短期的には遊技機器市場の自主規制導入後の動きが不透明なため、揉みあう展開が続く可能性があるが、業績が中期計画通り進捗したとすれば、2019年3月期にはEPSで160円を超えるものとみられ、株価指標面でも割安感が台頭してくることになる。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)

《HN》

 提供:フィスコ

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