電子材料は急反落、プローブカード好調で第2四半期大幅増額も通期下方修正で衝撃
日本電子材料<6855>が急反落、一時前日比98円安の621円まで値を下げた。同社は4日取引終了後、業績予想の修正を発表した。プローブカードの拡販が進んでいることを背景に、第2四半期の業績予想については従来予想の売上高68億円を76億4700万円(前年同期比51.9%増)に、営業利益を4億円から7億4600万円(同3.1倍)に大幅増額した。しかし、同時に今夏以降の半導体メーカーの設備投資がパソコン市場の低迷や、中国をはじめとした新興国経済の減速などの影響で抑制傾向となっていることを理由に16年3月期の連結業績予想を下方修正したことが、ネガティブサプライズとなった。通期については売上高を145億円から128億円(前期比5.0%増)へ、営業利益を11億円から8億5000万円(同28.2%増)へ、最終利益を7億円から5億1000万円(同35.3%減)へ減額した。前日に足もとの好業績期待を背景に大きく買われていたこともあって反動がきつくなった。
電子材料の株価は9時54分現在627円(▼92円)
出所:株経通信(株式会社みんかぶ)
電子材料の株価は9時54分現在627円(▼92円)
出所:株経通信(株式会社みんかぶ)