ルネサスが反発、xEV向けインバータ用新世代パワー半導体を発売へ
ルネサスエレクトロニクス<6723>が反発している。同社はこの日、xEV(電動車)向けのインバータ用パワー半導体として、新世代のSi(シリコン)IGBT(絶縁ゲート型バイポーラトランジスタ)を開発し、第1弾となる750V耐圧・300A品のサンプル出荷を開始したと発表しており、これが好感されている。
新製品は、現行の量産プロセス製品に比べて、電力の損失を約10%改善したほか、壊れにくさ(破壊耐量)を維持したまま約10%の小型化を実現したのが特徴。損失の低減と壊れにくさはトレードオフの関係にあるため、これを同時に実現したことにより、IGBTとして業界最高レベルの性能を発揮するとしている。量産は23年上期に那珂工場の200ミリメートル及び300ミリメートルラインで開始する予定で、更に24年上期以降、新設するパワー半導体の専用工場である甲府工場の300ミリメートルラインでも順次量産を開始し安定供給を実現する。
出所:MINKABU PRESS
新製品は、現行の量産プロセス製品に比べて、電力の損失を約10%改善したほか、壊れにくさ(破壊耐量)を維持したまま約10%の小型化を実現したのが特徴。損失の低減と壊れにくさはトレードオフの関係にあるため、これを同時に実現したことにより、IGBTとして業界最高レベルの性能を発揮するとしている。量産は23年上期に那珂工場の200ミリメートル及び300ミリメートルラインで開始する予定で、更に24年上期以降、新設するパワー半導体の専用工場である甲府工場の300ミリメートルラインでも順次量産を開始し安定供給を実現する。
出所:MINKABU PRESS