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6181 タメニー

東証G
111円
前日比
+5
+4.72%
PTS
110.1円
23:47 05/17
業績
単位
100株
PER PBR 利回り 信用倍率
19.4 19.58
時価総額 29.2億円
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タメニー Research Memo(1):婚活・カジュアルウェディングを主力に5戦略領域で高品質サービスを創出


■要約

タメニー<6181>は、企業理念に「よりよい人生をつくる。」を掲げ、婚活及びカジュアルウェディングを主力に、周辺領域のテック、ライフスタイル、法人・自治体向けにも展開し、5戦略領域において顧客が求める高品質サービスを創出・提供している。

1. 婚活・ウェディング領域での高い信頼性・ブランド認知度が強み
報告セグメント区分(2022年3月期から変更)は、婚活事業(高付加価値型の結婚相談所運営、婚活パーティーの企画・運営等)、カジュアルウェディング事業(カジュアル挙式披露宴・フォトウェディング・結婚式二次会プロデュース等)、テック事業(婚活事業者間相互会員紹介プラットフォーム運営、オンライン婚活サービス等)、ライフスタイル事業(保険・金融・不動産関連等の生活品質向上に資するサービス提供)、法人・自治体向け事業(地方自治体向け婚活支援、企業向けイベントプロデュース等)としている。一気通貫の高品質・高付加価値サービスを展開し、業界首位の成婚率など高い信頼性・ブランド認知度を確立していることが特徴・強みだ。

2. 2022年3月期は赤字縮小、下期は黒字転換、債務超過を解消
2022年3月期の連結業績は、売上高が2021年3月期比25.9%増の5,574百万円、営業利益が153百万円の損失(2021年3月期は2,176百万円の損失)、経常利益が218百万円の損失(同2,089百万円の損失)、親会社株主に帰属する当期純利益が320百万円の損失(同2,316百万円の損失)だった。新型コロナウイルス感染症拡大(以下、コロナ禍)の影響が継続しているため回復途上だが、2021年3月期との比較ではコロナ禍の影響が徐々に和らいで大幅増収となり、販管費削減など業績回復に向けた各種施策も寄与して、各利益は赤字が大幅に縮小した。半期別に見ると下期は各利益とも黒字転換した。また第4四半期のEBITDAは、ほぼコロナ禍前の水準に回復した。なお期末時点で債務超過を解消した。

3. 2023年3月期は黒字転換予想、下期以降は成長軌道に回帰
2023年3月期の連結業績予想は、売上高が2022年3月期比16.6%増の6,500百万円、営業利益が100百万円の利益(2022年3月期は153百万円の損失)、経常利益が50百万円の利益(同218百万円の損失)、親会社株主に帰属する当期純利益が50百万円の利益(同320百万円の損失)としている。コロナ禍の影響が和らいで大幅増収・黒字転換予想としている。なお2022年3月期は短期視点で業績回復と債務超過解消を優先したが、2023年3月期は上期に広告販促費を投入するなど、積極的な入会促進施策を再開する方針としている。このため半期別に見ると、上期は積極投資で赤字だが、下期は黒字転換し、成長投資の成果で成長軌道に回帰する見込みとしている。

4. withコロナ時代でも同社の市場シェア拡大余地は大きい
婚活・ウェディング市場の事業環境は、生涯未婚率の上昇・婚姻数の減少が続いていることに加えて、コロナ禍の影響で大幅に悪化した。ただし、一方では未婚率の上昇に伴って婚活サービス利用割合が上昇傾向であり、コロナ禍を契機にパートナーが欲しいと思う人の割合が上昇するなどの傾向も見られる。コロナ禍の影響で中期経営計画の目標値達成が後ろ倒しとなり、財務基盤の改善・安定化も課題となるが、同社の特徴・強みを勘案すれば、withコロナ時代でも同社の市場シェア拡大余地は大きく、中長期的に成長が期待できると弊社では評価している。

■Key Points
・婚活及びカジュアルウェディングを主力に高品質サービスを展開
・2023年3月期は黒字転換予想、積極投資を再開して下期以降は成長軌道に回帰
・withコロナ時代でも同社の市場シェア拡大余地は大きく、さらなる成長が期待できると評価

(執筆:フィスコ客員アナリスト 水田雅展)

《SI》

 提供:フィスコ

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