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2016年02月23日14時26分

【FISCOソーシャルレポーター】個人ブロガー三竿郁夫氏:世界をリードする川崎のポテンシャル!川崎国際環境技術展2016


以下は、フィスコソーシャルレポーターの個人ブロガー三竿郁夫氏(ブログ「JapanInside Thailand -真の日タイ連携を目指して-」を 運営)が執筆したコメントです。フィスコでは、情報を積極的に発信する個人の方と連携し、より多様な情報を投資家の皆様に向けて発信することに努めております。

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世界をリードする川崎のポテンシャル! 川崎国際環境技術展2016

2月18日?19日の両日、とどろきアリーナで「川崎国際環境技術展2016」が開催されたので、参加させてもらった。比較的小さな展示会場だが、川崎市でビジネスを展開している大手企業、中小ベンチャー企業を中心に、各種団体が集い、産学官連携、国際連携のもと、優れた環境技術を世界に発信する内容の濃い展示会だった。

その講演・展示の中から、注目の項目をまとめてみる。


■エネルギー関連

まず入り口に近い所に、次世代エネルギーである水素関連の最新技術を集めていた。
トヨタ<7203>の燃料電池車「MIRAI」があり、三菱化工機<6331> の水素製造装置、日立<6501>グループである日立オートモティブシステムズの水素ディスペンサー、東芝<6502>の水素エネルギー供給システム、日本エア・リキード社の水素ステーション等のブースが配置されていた。昭和電工<4004>は、使用済みプラスティックから水素を取り出す技術を展示していた。

太陽光発電やバイオマス発電のブースも数件あった。
クレハ<4023>グループのクレハ環境は、木質バイオマス発電に関して川崎市と連携し、マレーシア・ペナン州との協業をスタートしている。

大手エネルギー会社の東燃ゼネラル<5012>と東京ガス<9531>は、次世代を見据えた省エネ、環境保全等の技術を総合展示していた。


■食、水、廃棄物

“食”の代表は、川崎市に大きな事業所のある味の素<2802>。多くの説明員を配し、環境CSR、環境活動に対する意気込みが感じられた。得意技術のアミノ酸の力を活かした、豚の飼料のビジネスは、“畜産における環境負荷低減”での世界貢献を目指している。

水で興味深いのは、川崎市上下水道局が、水関連の企業と各種団体で「かわさき水ネットワーク」というプラットフォームをつくり、アジア地域を中心に、水ビジネスの実現を通じた水環境の改善の活動をしていたことだ。

廃棄物に関しては、JFE<5411>グループのJFEエンジニアリングとJFE環境が、廃棄物焼却や廃棄物リサイクル等の総合的な展示を行っていた。また、使用済みPETボトルを化学的に分解・精製して、バージンPET樹脂同等の樹脂を再生するベンチャーのペットリファインテクノロジー(株)も興味深かった。


■世界の環境活動と産学官連携・国際連携

世界の環境に関する講演も、いくつか行われた。
COP21に関し、足立芳寛氏(東京工科大学教授)と末吉竹二郎氏(国連環境計画金融イニシャティブUNEPFI)から講演があった。また、グローバルな視点で「世界の構造転換と環境産業」と題して、寺島実郎氏(日本総合研究所理事長)の講演もあった。
私は、寺島氏の講演のみしか聞くことが出来なかったが、「世界認識」「エネルギー地政学」「地球環境税」等の視点からの講演内容に、今後われわれには何ができるのか考えさせられることが多かった。

展示ブースの産学官連携では、川崎市の環境総合研究所等の関連機関や川崎商工会議所、および慶應大学、国際大学、神奈川工科大学等の大学もその連携を目的として参加していた。
また、国際連携では、JETRO(日本貿易振興機構)、JICA(国際協力機構)、AICA(アジア国際協力連携機構)等の団体や、JBIC(国際協力銀行)が展示ブースを開いていた。
アジア各国からは、環境技術の会社や銀行も参加し、具体的な連携活動もいくつか紹介されていた。
<連携事業・連携活動の例>
・川崎市環境総合研究所、ペナン市(マレーシア)と(株)クレハ環境の3者による木質バイオマス発電に関するプロジェクト
・川崎市(上下水道局とかわさき水ビジネスネットワーク)とバリアブンタウ省(ベトナム)の水質改善プロジェクト
・川崎市とバンドン市(インドネシア)の低炭素で持続可能な都市形成に向けた連携
・川崎市と上海市環境保護局(中国)で進めている各種環境キャンページ
・川崎市とパトンタニ県(タイ)で進めているKPIP(川崎・パトンタニ工業団地)
・川崎市と国連環境計画の研究所(UNEP-IETC)が連携したエコビジネスフォーラム、エコタウンプロジェクト等の活動。


■川崎国際環境技術展2016での驚き

驚き1:いち自治体である川崎市が、ここまで組織だった国際環境展を継続して開いていて、その環境技術と環境保全経験を活かした産学官連携と国際連携が、地球環境問題を改善する国際貢献につながってきていること。

驚き2:この展示会に出展された企業の中でも、味の素<2802>に代表されるように、環境CSRに関して、世界の全事業所にまで、その理念・方針が徹底し、実際の活動に展開している素晴らしい会社が日本にはあるということ。

川崎市が表題に上げている「世界をリードする川崎のポテンシャル」を実感したワクワクする一日だった。

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執筆者名:三竿郁夫 JI Solution Japan 代表、日本UNEP協会国際協力委員会委員
ブログ名:「Japan Inside Thailand -真の日タイ連携を目指して- 」

《NO》

 提供:フィスコ

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