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証券取引所が指定する制度信用銘柄のうち、買建(信用買い)と売建(信用売り)の両方ができる銘柄
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4768 大塚商会

東証P
2,965.5円
前日比
+42.0
+1.44%
PTS
-円
業績
単位
100株
PER PBR 利回り 信用倍率
23.6 3.41 2.36 7.69
時価総額 11,269億円
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<動意株・2日>(大引け)=ユークス、大塚商会、オルガノなど

 ユークス<4334>=高値圏で気を吐く。ゲームや遊技機関連のソフトを受託開発するが、独自のAR(拡張現実)技術に定評があり、会社側ではメタバース分野の深耕に力を入れている。業績は広告宣伝費などのコストが利益の伸びを抑えているものの、トップラインの伸びが顕著で22年1月期の37%増収に続き23年1月期売上高は前期比1.5倍となる54億7200万円を予想している。株価もきょうは7月12日につけた年初来高値999円を大幅に上回り、2017年6月以来約5年ぶりとなる4ケタ大台に乗せた。

 大塚商会<4768>=急動意。1日の取引終了後に上期(1~6月)決算を発表し、売上高、営業利益とも小幅減での着地となった。ただ、直近4~6月期でみると前四半期比ベースで増収増益に転じており、通期計画に対する進捗も堅調なことから、過度な警戒感が後退し買い戻しの動きが優勢となっているようだ。上期決算は、売上高が前年同期比4.6%減の4453億3600万円、営業利益が同7.4%減の307億7800万円だった。企業の底堅いIT投資需要が追い風となった一方、半導体不足やサプライチェーンの混乱による商品供給面での影響が出た。また、会計基準の変更に伴う減収も響いた。

 オルガノ<6368>=上値指向。同社は1日取引終了後、23年3月期第1四半期(4~6月)の連結決算を発表。営業利益は前年同期比65.8%増の22億1900万円となり、上半期計画40億円に対する進捗率が55.5%となったことが好感されているようだ。売上高は同24.8%増の278億3500万円で着地。主力の水処理エンジニアリング事業で、大型の半導体プロジェクトなどの工事が国内外で順調に進捗していることや、メンテナンス及び加工受託契約などソリューション事業も好調に推移していることなどが主な要因となっている。なお、上半期及び通期の業績予想は従来計画を据え置いている。

 サイジニア<6031>=ストップ高人気。この日、グループ会社のZETAが投稿されるレビューのテキストを人工知能(AI)で解析し、ポジティブ・ネガティブなどの感情をスコア化する「感情分析機能」をレビュー・口コミ・Q&Aエンジン「ZETA VOICE」の拡張機能として提供開始すると発表しており、これが材料視されている。同機能を活用することで、商品やサービスに関する有用なフィードバックの収集、不満を持つユーザーへのスピーディーな改善対応、新たなトレンドの発見などができるようになり、蓄積されたデータを有効活用した新たなマーケティング施策の実現やカスタマーサクセスにつながることが期待できるという。また、先月発表したハッシュタグ活用エンジン「ZETA HASHTAG」と連携することで、その商品に関連するホットなキーワードに感情の情報を加味して分析・抽出することも可能になるとしている。

 TDK<6762>=マドを開け急伸。1日の取引終了後に23年3月期第1四半期(4~6月)の決算を発表。営業利益が前年同期比42.4%増の446億300万円と大幅な増益で着地しており、これを好感した買いが入っているようだ。売上高も同21.5%増の5105億400万円と増加した。自動車市場向けや産業機器市場向けでコンデンサーなど各種製品の販売が伸びた。また、円安による収益の押し上げ効果も寄与した。なお、通期見通しは据え置いた。

 松風<7979>=上昇加速で2000円大台接近。同社は歯科材料・器具の大手でネイル関連にも展開している。海外展開に傾注しており、売上高の半分は海外で稼いでいる。今期は海外での積極的な拡販戦略が奏功しているもようで、為替の円安進行も追い風となっている。1日取引終了後に23年3月期業績予想の修正を発表、営業利益は従来計画の27億3200万円から33億800万円(前期比2.8%増)に増額した。これまでの減益予想から一転して増益予想に変わり、連続ピーク利益更新見通しとなったことで、これを手掛かり材料に投資資金が流入している。

 ※未確認情報が含まれる場合があります。株式の売買は自己責任に基づいて、ご自身でご判断ください。

出所:MINKABU PRESS

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