フォーカス---3Q業績は増収、純利益の進捗率は77.8%に
ITサービスのフォーカスシステムズ<4662>は5日、第3四半期累計(2015年4-12月期)決算を発表した。単独業績は、売上高が前年同期比7.5%増の116.96億円、営業利益が同6.9%減の4.99億円、経常利益が同2.0%減の4.86億円、純利益が同49.3%増の4.67億円となった。
企業の情報システムに関する投資意欲の回復傾向を背景に、第3四半期としては過去最高の売上高を更新した。利益面では、東証2部への市場変更(2015年5月に実施済み)と社内システムの導入費用が響いた格好。
通期業績見通しは従来計画を据え置いた。売上高が前期比1.4%増の153.00億円、営業利益が同1.0%増の9.50億円、経常利益が同2.5%増の9.20億円、純利益が同1.2%増の6.00億円を見込んでいる。純利益の進捗率は77.8%となっている。
同社は、公共分野で実績のある独立系の中堅システムインテグレーター(SI)。主力のシステム開発のほかに、運用・保守などのITサービス、セキュリティ製品の開発、販売などを手掛ける。主要取引先はNTTデータ<9613>や日本IBMなどの大手SIで、エンドユーザーは官公庁から民間企業まで幅広い。
《SF》
提供:フィスコ