SDエンター Research Memo(4):減収減益で計画未達も原因は明確
■2020年度への成長戦略の進捗:フェーズ2本格始動
(3)フィットネス事業の現況
SDエンターテイメント<4650>の2016年3月期第1四半期のフィットネス事業の業績は、売上高555百万円(前年同期比5.8%減)、営業利益56百万円(同23.3%減)で着地した。前年同期比減収減益で、かつ、計画も未達となった。
不調だった原因はこれまで収益源だった有料プログラムの加圧トレーニングの販売不振、物販(サプリ、プロテイン)の販売不調、ホットヨガ札幌店の撤退(業態転換)の3点だ。同社は原因が明確なだけに対応は十分可能だとして、特に懸念はしていない。ホットヨガや加圧トレーニングなどはFIVEを始めとする新プログラム、新サービスで対応していく予定だ。また物販の不振は、パッケージデザインに一貫性がなく、ブランド力や訴求力が伴っていないことが最大の要因であることが明白であるため、現在、その対策を進めているところだ。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 浅川 裕之)
《HN》
提供:フィスコ