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4471 三洋化成工業

東証P
4,130円
前日比
+25
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PTS
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業績
単位
100株
PER PBR 利回り 信用倍率
0.62 4.12 22.80
時価総額 972億円
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決算発表予定日

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三洋化成 Research Memo(10):「サステナビリティ基本方針」を策定するとともに、6つのマテリアリティを特定


■サステナビリティ経営

三洋化成工業<4471>は、ESG(環境・社会・ガバナンス)経営やSDGs(持続可能な開発目標)にも積極的に取り組んでいる。社是に「企業を通じてよりよい社会を建設しよう」を掲げ、バイオ・メディカルやアグリ・ニュートリションなどの新規分野も含めた事業を通じて、持続可能な経済成長と社会的課題の解決に貢献するとともに、働き方改革に向けた各種施策(組織改革、人事制度改革、ダイバーシティ、女性活躍支援制度、育児休業・育児軽減勤務制度、看護・介護休暇、再就業希望登録制度等)を通じた意識改革、社内風土改革、人材育成を進めている。

2022年7月には、ステークホルダーとの共創により経済的価値と社会的価値の両輪で企業価値を長期にわたって持続的に向上していくために、新たに「サステナビリティ基本方針」を策定するとともに、中長期での価値創造に大きな影響を及ぼす重要課題として6つのマテリアリティを特定した。「事業に関するマテリアリティ」として、「Interface Innovator※としてカーボンニュートラルの達成(環境:E)、「はたらき」を化学してQOLを向上(同社独自分類の生命/生活:L)を、「基盤強化に関するマテリアリティ」として、「産業/文化/教育の価値創出を下支えしてイノベーションを創出(社会:S)、多様な価値観を認め合って人財育成と職場環境を向上(社会:S)、ガーディアン機能を強化してリスク管理を徹底(ガバナンス:G)、挑戦を恐れない透明性のある経営(ガバナンス:G)を特定した。

※界面制御といった技術や製品の提供だけにとどまらず、人と人をつないだり、化学の枠を超えてソリューションを提供するなど、「あらゆる界面」で活性化を促す役割のこと。


2021年12月には気候関連財務情報開示タスクフォース(TCFD)の提言に賛同を表明し、様々な実績を残している。2022年1月に(特非)ファザーリング・ジャパン「イクボス企業同盟」に加盟、2022年3月には経済産業省と日本健康会議が共同で選定する「健康経営優良法人2022(ホワイト500)」(4年連続)、女性活躍推進法に基づく優良企業として「えるぼし」の3つ星(最高位)、同年4月にはFTSE Russellにより構築されたFTSE Blossom Japan Sector Relative Indexの構成銘柄にそれぞれ選定された。また、同年11月には、同社のDEI(Diversity Equity & Inclusion)への取り組みが評価され、性的マイノリティであるLGBTQ等に関する取り組みを評価する「PRIDE指標2022」において、4年連続でPRIDE指標※最高評価のGoldを受賞した。

※任意団体「work with Pride」による、日本初の職場におけるLGBTQなどのセクシュアル・マイノリティへの取り組みの評価指標のこと。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 水田雅展)

《TY》

 提供:フィスコ

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