貸借
証券取引所が指定する制度信用銘柄のうち、買建(信用買い)と売建(信用売り)の両方ができる銘柄
日経平均株価の構成銘柄。同指数に連動するETFなどファンドの売買から影響を受ける側面がある
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4183 三井化学

東証P
4,508円
前日比
+87
+1.97%
PTS
-円
業績
単位
100株
PER PBR 利回り 信用倍率
17.1 1.04 3.11 4.27
時価総額 9,054億円
比較される銘柄
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住友化
決算発表予定日

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<動意株・16日>(大引け)=マイクロ波、日本トムソン、アバールなど

 マイクロ波化学<9227>=ストップ高。朝方は安く始まったが、午前11時、三井化学<4183>との間で、マイクロ波を用いた炭素繊維製造用の実証設備供給に関する契約を締結することについて決議したと発表。これを材料視した買いが集まった。両社は2018年から環境負荷の低い炭素繊維製造技術の確立を目指し、共同開発を進めてきた。23年12月の完工を目指し、三井化学の名古屋工場内に実証設備を導入する。マイクロ波は対価として7億6800万円を受け取るとしている。

 日本トムソン<6480>=大陽線で上値追い。9月中旬につけた戻り高値587円を払拭しての新波動入りとなった。半導体製造装置向け直動案内機器が好調で収益を押し上げている。少量多品種型のニードルベアリングで培った技術力にも定評があり、今後も需要開拓が続く見通し。23年3月期上期(22年4~9月)は営業利益が前年同期比92%増の43億4000万円と急拡大、通期見通しも期初予想の76億円から90億円(前期比53%増)に大幅増額修正している。PER5倍台、PBR0.6倍前後と割安感が際立っていることも買い安心感につながっている。

 アバールデータ<6918>=マドを開けて買われる。今週に入ってからの急騰で、日足一目均衡表でも上空の厚い雲を一気に突き抜ける異色の戻り足をみせている。同社は半導体製造装置用電子制御機器を手掛けており、旺盛な設備投資需要を背景に好調に売り上げを伸ばしている。23年3月期は売上高が前期比4割増となる137億円と絶好調、利益採算面では部品コスト上昇などの影響はあるものの増収効果でそれをこなし、営業利益も同14%増の22億円と2ケタ成長を確保する見通しだ。依然としてPER11倍前後と割安なほか、年間配当も毎期増配を続けるなど株主還元に前向きで、配当利回りは3%を超えている。

 デジタル・インフォメーション・テクノロジー<3916>=上昇加速で連日の年初来高値。15日取引終了後、ランサムウエア攻撃などから重要データを保護する機能を搭載したセキュリティー製品の販売を開始したと発表。これを材料視した買いが集まったようだ。大手金融機関が導入する同社製品「WebARGUS」が持つ改ざん検知・復旧機能に、データプロテクション機能を搭載した。2024年6月までに累計ライセンス金額1億5000万円とする販売目標を掲げる。

 ティアンドエス<4055>=異彩高。前日時点で5日・25日移動平均線のゴールデンクロスを示現していたが、きょうは1300円台後半に位置する75日移動平均線も一気に上回ってきた。生産管理システム受託開発のほか、半導体工場の保守・運営も行っている。半導体関連の中小型株に投資資金が向かうなか、同社はフラッシュメモリーのリーディングカンパニーであるキオクシア向けで大型案件を確保していることで、同関連有力株として急速に見直される方向となった。22年11月期はトップラインが2ケタ増収を見込み、営業利益は前期比34%増の5億5000万円予想と急拡大、連続過去最高利益更新となる見通し。

 ※未確認情報が含まれる場合があります。株式の売買は自己責任に基づいて、ご自身でご判断ください。

出所:MINKABU PRESS

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