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3912 モバイルファクトリー

東証S
684円
前日比
-13
-1.87%
PTS
683円
13:51 04/26
業績
単位
100株
PER PBR 利回り 信用倍率
7.3 1.84 24.06
時価総額 61.1億円
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決算発表予定日

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モバファク Research Memo(4):「駅メモ!」好調持続により2ケタ増益予想。体験型イベントの結果次第で上振れ


■業績動向

●2016年12月期業績について

売上高1,888百万円(前期比7.8%増)、営業利益460百万円(同46.6%増)、親会社株主に帰属する当期純利益299百万円(同61.6%増)と、増収・2ケタ増益を予想。増収・増益を見込む前提は、「駅メモ!」の好調が持続すると見ていることが主要因。

モバイルファクトリー<3912>のサービス別売上高では、ソーシャルアプリサービスが1,110百万円(同21.1%増)、コンテンツサービス778百万円(同6.8%減)を予想している。ソーシャルアプリサービスが伸びるのは、リソースを位置ゲームへ集中する体制を継続することでスマートノベルは前期比で大幅な減少を見込むものの、「駅メモ!」の好調が続くことが原動力となり位置ゲームが大幅に増加すると予想していることによる。

2016年には任天堂<7974>が「Pokemon GO」※1サービスを開始する予定で、位置ゲームに対する注目が大きくなると予想されている。こうした状況下で、同社のサービス別の取り組み方針は、位置ゲームをさらに伸ばす方針となっている。特に、2015年12月期に大きく伸びた「駅メモ!」を維持拡大させるための新たな取り組みとして、春以降に関東圏で開催する予定となっているO2O体験型イベント※2が注目される。「駅メモ!」は個人戦だが、O2O体験型イベントを実施することで、既存ユーザーがイベントに友達を誘って訪れるようになり、効果的に新規ユーザーを取り込むことを狙ったプロモーションの多角化と言える試みだ。同社では、結果次第で地方都市へ開催地域を拡大する計画。従来のプロモーションに比べより効率的な新規ユーザー獲得が可能となるため、短期的な業績上振れ要因として働くだけでなく、中期的に成長を加速させる要因として働く可能性が高い。このため、その具体的な内容、及び結果について弊社では注目している。

※1 2015年9月に米Niantic, Inc.が開発・運営を行うと発表された。加えて、任天堂はサービス開始と同時にスマートフォンの画面を見続けなくとも「Pokemon GO」を遊ぶことのできる専用デバイス「Pokemon GO Plus」を発売することになっている。
※2具体的な内容については公表されていないが、街歩きのようなイベントを行うと見られる。

弊社では、2016年12月期会社計画は「駅メモ!」のオーガニックな成長を前提とした内容となっていることや、2016年春にリリース予定の新作が計画にはほとんど織り込まれていないことなどから、2016年12月期会社計画は保守的で、上振れ余地が大きいと見ている。さらに、今春予定されている「駅メモ!」のO2O体験型イベントは計画にほとんど織り込まれていないと見られるが、東京メトロが開催している謎解きイベントが好評で期間が延長されたことなどを考慮すると、想定以上の結果を期待でき、業績の一段の上振れ要因として働く可能性があると考える。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 森本 展正)

《HN》

 提供:フィスコ

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