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証券取引所が指定する制度信用銘柄のうち、買建(信用買い)と売建(信用売り)の両方ができる銘柄
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3807 フィスコ

東証G
98円
前日比
+1
+1.03%
PTS
-円
業績
単位
100株
PER PBR 利回り 信用倍率
98.0 15.65 8.06
時価総額 45.0億円
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決算発表予定日

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■フィスコキャンパス銘柄分析レポートVol1 キユーピー<2809>


「フィスコキャンパス銘柄紹介レポート」とは、フィスコ<3807>のアナリストと現役の大学生によって組織された「フィスコキャンパス」による毎月発行の共同レポートである。アナリストとディスカッションを重ね、キャンパス一期生が「フレッシュな感性」をもとに選んだ銘柄をまとめている。


※2017年3月号より抜粋(3月13日にリリース)


紹介銘柄:キユーピー<2809>
キャンパス生:旅田 悠里


「付加価値品は好調」


■会社概要

マヨネーズやドレッシング等調味料を主力とする食品メーカー。約50%の圧倒的なシェアを国内で有しています。ブランド商品であるマヨネーズやドレッシングなどの調味料から派生し、タマゴ加工品、サラダ、惣菜、 ファインケミカルなど幅広く事業を展開しています。また、中国市場でも積極性を見せており、マヨネーズやドレッシングにおいて約9割のトップシェアを獲得しています。国内だけでなく中国市場での成長に期待が高まります。


■業績

2016年11月期連結決算では、売上高が5,523億6百万円(前期比0.5%増)、営業利益が298億18百万円(同13.1%増)、経常利益が313億64百万円(同15.2%増)と増収増益の結果となりました。市場の人口動態から的確にニーズを捉えた惣菜など中食市場での成功に加え、コスト低減やアイテム削減が主な要因になっています。また原材料である卵においては、米国と国内での鶏卵相場の下落により減収となりましたが、同社が注力している付加価値品は好調の傾向です。ただし、天候不順や食用油、鶏卵相場の急変動は今後もリスクとなりそうです。


■今後の注目点

国内での安定した収益拡大に加え、今後は更なる中国市場での成功が期待されます。同社の強みである製造技術を活かし、中国におけるマヨネーズやドレッシングといった調味料の市場創造に積極的に取り組んでいます。さらに同社の先行投資と外食産業の拡大から、中国の調味料市場は立ち上がりを見せており、同市場でトップシェアをもつ同社はその恩恵を確実に受けるでしょう。国内での順調な成長の一方で、中国での展開に注目が集まっています。


※「フィスコキャンパス」とは、現役の大学生によって組織されている。難しいと思われがちな金融・経済の世界を、身近なものに感じていただけるよう、大学生の目線に置き換えて企業や株式市場の情報発信を行うことを目的としている。

なお、5月号は5月24日(水)の20時ごろめどにリリース予定で、現在申し込み受付中。

《WA》

 提供:フィスコ

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