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証券取引所が指定する制度信用銘柄のうち、買建(信用買い)と売建(信用売り)の両方ができる銘柄
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3778 さくらインターネット

東証P
5,510円
前日比
-40
-0.72%
PTS
5,535円
23:51 05/17
業績
単位
100株
PER PBR 利回り 信用倍率
157 21.54 0.07 0.97
時価総額 2,073億円
比較される銘柄
GMO-GS, 
アステリア, 
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<動意株・17日>(大引け)=モビルス、ブレインズ、ヌーラボなど(その1)

 モビルス<4370>=物色人気でストップ高。午前11時ごろ、同社が開発したオペレーション支援AI「MooA」を、NTTネクシア(札幌市中央区)が実施した生成系AI(ChatGPT)を活用した実証実験に提供したと発表しており、これを好感した買いが流入している。今回行われた実証実験は、NTTネクシアが展開する、専門のオペレーターが企業に代わって案内する電話の案内代行サービス「ハローダイヤル」に関する応対品質向上を目的としたもの。実証実験の結果、オペレーターのアフターコールワークの効率化や応対コンテンツ(QA)の自動生成による一次回答精度の向上などで応対品質向上につながる成果が得られたとしており、NTTネクシアでは今後の商用利用に向けた検討を開始しているという。

 ブレインズテクノロジー<4075>=ストップ高。同社は16日、さくらインターネット<3778>とデータセンターにおけるラックの施錠確認や汚損破損などの日常点検を人工知能(AI)で自動化するための実証実験を実施すると発表。これが材料視されているようだ。さくらネットが運営する「石狩データセンター」内の日常点検業務を、カスタム開発したブレインズの予兆検知ソリューション「Impulse(インパルス)」でAI解析を行い、ラックの施錠状況や現場環境の変化を正確に検知が行われるか検証する。今後、さくらネットが運営する他のデータセンターでの実証実験も検討する。

 ヌーラボ<5033>=急動意。6日ぶりに大陽線で切り返し1286円まで上値を伸ばす場面があった。昨年大納会につけた戻り高値1255円をクリアし、11月末の上場来高値1328円も視界に入ってきた。法人向け管理ツールやチャットツールを活用した業務円滑化支援ビジネスを展開する。主力を担うのは、プロジェクト管理ツール「Backlog」で需要獲得が順調に進んでいるが、生成AIを使った高付加価値化にも努め、値上げ効果なども発現して収益は急拡大局面にある。24年3月期は営業利益段階で前期比3.2倍の3億2600万円を見込んでいる。

 さくらインターネット<3778>=強烈な上昇波動形成でストップ高。経済産業省からクラウド基盤の整備を目的とした「クラウドプログラム」の供給確保計画で認定を受け、生成AI開発の基盤づくりで活躍が期待されている。政府クラウドを巡っても、デジタル庁が新しい提供事業者として同社を選定したことで、株式市場でもにわかに注目度が高まった経緯がある。更に、米国株市場で生成AI関連のシンボルストックとなっている半導体大手エヌビディア<NVDA>が、データセンター向けGPUの供給でさくらネットと連携する方針を示しており、さくらネットの今後の業容拡大への期待が投資マネーを呼び込んでいる。市場では「半導体関連株に続いてAI関連株にも短期資金が流れ込んでいる。同社株はその象徴で(今の株価は)ファンダメンタルズからは説明がつきにくいが、モメンタム重視の買いに弾みがついた状態」(ネット証券マーケットアナリスト)という。直近信用倍率は1.56倍と買い長ながら取組妙味が意識され、日証金では貸借倍率0.45倍と逆日歩こそついていないものの貸株が融資を大きく上回る状況にある。

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