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証券取引所が指定する制度信用銘柄のうち、買建(信用買い)と売建(信用売り)の両方ができる銘柄
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3661 エムアップ

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エムアップ Research Memo(9):2024年3月期の業績予想を据え置き、通期でも増収増益を見込む


■業績見通し

1. 2024年3月期の業績予想
2024年3月期の業績についてエムアップホールディングス<3661>は、現時点で期初予想を据え置き、売上高を前期比9.8%増の17,500百万円、営業利益を同20.5%増の2,500百万円、経常利益を同20.9%増の2,500百万円、親会社株主に帰属する当期純利益を同37.2%増の1,500百万円と増収増益を見込んでいる。

上期に引き続き、ライブ、コンサートの回復のもと、新規FC開設に伴う課金会員数の増加や「EC事業」「電子チケット事業」の拡大が業績の伸びをけん引する想定である。特に下期は大型FCを含めて、新規案件の開設が多数予定されているほか、既述のとおり、韓国ファンプラットフォーム企業との合弁によるサービス開始(2024年2月)も予定している。

利益面でも、電子チケットや新規事業等への開発投資、人材関連等への先行費用を予定しているものの、収益性の高い「EC事業」の伸びや一人当たりの単価向上等により高い利益成長を実現する。また、上期業績(特に利益面)が順調に進捗していることを鑑み、今後の新規事業の立ち上がりの状況を見ながら適宜見直す方針としている。

2. 弊社の見方
弊社でも、上期業績の順調な進捗に加え、下期においても課金会員数の増加や「EC事業」の拡大、「電子チケット事業」の伸びがそれぞれ期待できることから、同社の業績予想の達成は十分に可能であると見ている。特に利益面ではアップサイドの着地点(上振れ幅)を探る展開を予想している。韓国プラットフォーム企業との合弁による新サービスの立ち上がりのほか、海外IP獲得、中国でのFC事業展開など、グローバル戦略の加速化に向けた動きにも注目したい。なお、大手芸能事務所のスキャンダルに見舞われる音楽・芸能業界においても、アーティストとファンとの関わり方の変化を先取りし、ファンダム形成のための様々な取り組みを進めてきた同社にとって大きなマイナス材料は見当たらず、むしろ業界における同社プラットフォームの役割(プレゼンス)が一段と重要になってくるものと判断している。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 柴田郁夫)

《AS》

 提供:フィスコ

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