川本産など新型コロナ対策関連株が軒並み高、緊急事態宣言検討で値幅取り狙いの買い

　川本産業<3604>が一時２０８円高の２１２０円まで買われる人気となったほか、ニイタカ<4465>、アゼアス<3161>、中京医薬品<4558>、昭和化学工業<4990>などマスクや防護服、除菌剤などを手掛ける銘柄群に投資資金が集まった。政府が東京都をはじめ首都圏１都３県を対象とした緊急事態宣言の検討に入ったことを受け、全体相場は急速に軟化したが、新型コロナウイルスの感染拡大から身を守る防疫関連株には逆に短期値幅取りを狙った買いが流入している。上値にしこりを抱えている銘柄も多く、上げ幅はそれほど大きくはないが、主力銘柄が見送られるなか、消去法的にも買いを誘導しやすい状況にある。

出所：MINKABU PRESS