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【特集】「ウィズコロナで10年に一度の変革期!スター銘柄を発掘する3つの方法」<新春特別企画>

横山利香(ファイナンシャルプランナー、テクニカルアナリスト)

◆コロナショックで変わるライフスタイルと投資手法

 明けましておめでとうございます! 株が大好き、認定テクニカルアナリストの横山利香です。

 新型コロナウイルスに振り回された2020年。18年10月のバブル後高値(日経平均株価2万4448円)更新を期待されてスタートしますが、2月下旬のコロナショックによる暴落で一転して悲壮感に包まれた序盤戦となってしまいました。しかし、3月に底を打つと、途中休む場面はありましたが年末まで上昇トレンドを継続。グロース株もバリュー株も順番に盛り上がり、日経平均はバブル後高値を更新して12月29日には2万7602円を付けました!終わってみれば29年ぶりの高値水準ですから、多くの個人投資家がお正月をほくほく気分で迎えられたのではないでしょうか?

 しかし、人間は貪欲な生き物ですし、マーケットに終わりはありません!年が明けて投資家が気になることと言えば、「21年はどんな有望銘柄が登場するのか?」ということでしょう。

 株式投資はいつも理想と現実の駆け引きです。新型コロナウイルス感染症の変異種が登場しても、ワクチン接種が世界で始まったいま、株式市場では新型コロナはすでに過去の出来事になりつつあるのかもしれません。

 その株式市場ではコロナショックを機に、新たなサイクルの幕が開いた可能性が考えられます。たとえばビジネスの世界では、テレワーク(在宅ワーク)やオンライン会議、オンラインセミナーといった新しいスタイルが急速に普及しました。この波を捉えられなかった企業が苦境に陥る一方で、好機に転じることができた企業の業績には好影響を与えている状況も見られます。コロナショックで生まれた新たなライフスタイルは良くも悪くも、新型コロナが収束してもすべてが以前とは同じ状況に戻らないことを暗示しているのかもしれません。つまり、株式投資においてもこれまで成功パターンだった手法が、今後も儲かり続けるとは限らない可能性も出てきているのです。

 ただし、以前に戻らないからといって悲観することはありません!過去を振り返れば、ダイヤルアップ接続が光ブロードバンドに変わり、ガラケーがスマートフォンに変わったように、10年に一度の変革期を、まさにいま迎えている可能性が高いと考えられます。10年に一度の変革期では、その時代を象徴するスター銘柄が現れることを忘れてはいけません。

 時代の主役となるスター銘柄は、業績が数年にわたって良好である可能性がある、期待値の高い銘柄になります。現在の業績に対して足元の株価が高いのか、それとも安いのかを評価しているわけではなく、現在の株価からさらなる成長を今後見込むことができるのかを評価しています。そして、その成長余地が大きければ大きいほど、大化けが期待できる銘柄になるのです。スター銘柄の発掘は“億り人”になるための一番の近道かもしれません。

◆ビッグウェーブを作るスター銘柄の条件とは

 では、数年にわたって業績が伸びる可能性があり、大化けが期待できるスター銘柄を、どうすれば見つけることができるのでしょうか?

 相場をつくることができるビッグウェーブタイプのスター銘柄は、実はチャートを使うことで見つけることができます。というのも、株価がこれから業績を織り込む時、株価は底を打って値上がりすることになります。つまり、株価が上昇トレンドを形成している、もしくはこれから上昇トレンドを形成しようとしている銘柄を見つければよいのです。

「スター銘柄を見つけて儲けたい!でも、チャートって難しそう…」

 そう思われる方も多いかもしれません。安心してください!スター銘柄をチャートで見つけるための、「3つの勝利の方程式」を伝授します。具体例で順番に見ていきましょう。

 まず1つ目の勝利の方程式は、出来高や売買代金の増加のサインです。新型コロナウイルス感染症の流行拡大を背景に、オンライン診療のテーマ銘柄となったメドピア <6095>のチャートで確認していきましょう。2月半ばには1600円処にあった株価は、コロナショック時には地合いに押され、一時1000円割れまで売り込まれてしまいます。しかし、その後は5月13日の20年9月期第2四半期決算の発表(上期経常が60%増益で着地)を機に、株価は出来高を伴って大きく上昇し始めます。

 2つ目の勝利の方程式は、前日高値もしくは新高値の更新のサインです。同社の5月の決算発表は今後の株価の動きを決定づけました。なぜなら、決算発表翌日の14日の株価は前日比400円高(22%高)の2199円と急騰し、20年1月につけた最高値2107円を一気に更新する動きになったからです。

 そして、3つ目の勝利の方程式が上昇トレンドの形成です。「オンライン診療」という旬のテーマが後押しし、出来高を伴って高値を更新したことで株価は上昇トレンドを形成。12月29日には8070円まで上昇しました。時間はかかりましたが、3月の最も安いところ(969円)から8バガ-ほどになったのです。

 ところで…「自分が売った値段より高いと、買うことが躊躇される」と言われることは意外に多くあります。しかし、株価が上昇する可能性があるのなら、なぜ買うことをためらうのでしょうか?

 答えは簡単です。その株が本当に上昇するのか確信を持つだけのプロセスを踏んでいないからです。今回ご紹介した3つの勝利の方程式は、チャートを見れば誰でも確認できますから、ぜひ皆さんも試してみてください。

 ただし、最後に一つだけ注意すべき点があります…。

 本物のスター銘柄になれるかは、株価を上昇させるだけの実力、いわゆる好業績を身に付けていなければなりません。なぜなら、その後のマーケットを牽引できる、いわゆるビッグウェーブを作り出せるのがスター銘柄だからです。

 何を言いたいのかと言うと、時には思惑や憶測などで株価が上昇する、スター銘柄風の銘柄も現れてきて相場が盛り上がることもよくあるためです。しかし、株価の上昇に業績がついていけない場合には、特定の投資家たちによって意図的に株価を吊り上げられたとしても、株価は結局、元の水準(またはそれ以下)に戻ってしまう場合がほとんどです。そうした情報に短期勝負と割り切って乗れるのならよいのですが、そうでないなら手出しは無用です。

 日々面倒かもしれませんが、チャートに変化が出ていないか、好業績を出せる実力が備わっているのか、チャートや業績を確認して、3つの勝利の方程式を実践していきましょう!

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