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3435 サンコーテクノ

東証S
1,440円
前日比
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PTS
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業績
単位
100株
PER PBR 利回り 信用倍率
6.9 0.67 2.29
時価総額 126億円
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決算発表予定日

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サンコーテクノ Research Memo(2):第2四半期は太陽光関連の減速などで減収減益


■2016年3月期第2四半期決算

サンコーテクノ<3435>の2016年3月期第2四半期は、売上高7,926百万円(前年同期比6.0%減)、営業利益540百万円(同24.0%減)、経常利益513百万円(同25.5%減)、当期利益328百万円(同26.0%減)と減収減益での着地となった。期初予想との比較では、売上高が743百万円の未達、営業利益が114百万円の未達となった。

売上高が期初計画に対して未達となった分の約半分は、ファスニング事業セグメント内の太陽光関連の売上が急減速した影響と弊社ではみている。また、同じファスニング事業の中で、建設現場での人材不足で工期が遅れ気味になっている影響を受けて、建設向けの売上高が想定ほどには伸びなかったことも響いた模様だ。機能材事業セグメントでは、国内市場向け電動油圧工具の売上が端境期で不振だったが、海外市場向けの工具販売が好調で、電子基板やアルコール測定器も順調に売上げを伸ばしたことで、ほぼ前年同期並みの業績を確保した。

利益面では、売上総利益率は前年同期比で若干改善したが、売上高の減収で売上総利益が減少した。販管費は前年同期から若干増加したため、対売上高比率は上昇となり、結果的に売上高営業利益率は6.8%と、前年同期の8.4%から1.6%ポイント低下した。

四半期ベースの売上高の推移を見ると、2016年3月期は第1四半期、第2四半期ともに2014年3月期の水準にまで逆戻りした形となっていることがわかる。詳細は後述するが、2015年3月期の売上高を持ち上げたのが太陽光関連売上高の特に工事売上高であり、今第2四半期に剥落したのがまさにこの部分だったことから、太陽光関連売上高の今期の縮小が構造的なものか一時的なものかの見極めが重要なポイントの1つであると弊社では考えている。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 浅川 裕之)

《HN》

 提供:フィスコ

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