貸借
証券取引所が指定する制度信用銘柄のうち、買建(信用買い)と売建(信用売り)の両方ができる銘柄
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3299 ムゲンエステート

東証S
1,430円
前日比
+50
+3.62%
PTS
-円
業績
単位
100株
PER PBR 利回り 信用倍率
8.5 1.22 4.76 16.48
時価総額 348億円
決算発表予定日

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<動意株・19日>(大引け)=フタバ、ザイン、ムゲンEなど

 フタバ産業<7241>=上値指向鮮明。きょうは約2週間ぶりに年初来高値を更新した。低PBR株への物色が活発化しており、同社株もその流れに乗っている。トヨタ系の自動車部品メーカーで骨格プレス部品を手掛け自動車のマフラーを主力とするが、電気自動車(EV)シフトの動きに合わせた戦略商品開発に傾注している点が注目される。アルミ製やステンレス製のバッテリー冷却プレートや、大型バッテリーケースなどEVのバッテリー性能に貢献する製品開発で先駆している。足もとの業績もトップライン、利益いずれも回復歩調にあり、PBRは0.5倍台と割安さが際立つ。500円台の株価は値ごろ感も意識され、個人投資家マネーも活発に参戦しているもようだ。

 ザインエレクトロニクス<6769>=大幅高で5連騰、一気に年初来高値更新。18日の取引終了後、集計中の第2四半期累計(1~6月)連結業績について、売上高が従来予想の23億6600万円から24億5000万円(前年同期比6.4%増)へ、営業利益が1800万円から1億2400万円(同64.4%減)へ、純利益が100万円から1億7000万円(同70.5%減)へ上振れて着地したようだと発表したことが好感されている。LSI事業で主に国内市場において製品出荷が好調に推移したことが要因。また、為替が前期末比で円安に推移したことにより、主に現預金などの保有する外貨建資産の換算差益として為替差益1億4600万円を計上することなどが要因という。

 ムゲンエステート<3299>=ストップ高。18日の取引終了後、23年12月期の連結業績予想について、売上高を458億6500万円から461億3900万円(前期比47.7%増)へ、営業利益を36億2500万円から46億3200万円(同55.6%増)へ、純利益を18億6300万円から25億2200万円(同61.3%増)へ上方修正し、あわせて期末一括配当予想を32円から43円(前期20円)へ引き上げており、これを好感した買いが殺到している。従来予想で懸念していた不動産需要の減少が見られず、不動産買取再販事業の好調な販売が継続していることが要因。また、同事業で収益性を重視した販売が維持できていることも利益の押し上げに寄与する。

 Ridge-i<5572>=急伸。19日、国産生成AIの開発を開始したと発表した。クラウド提供事業者のさくらインターネット<3778>の環境下で生成AIを構築し、企業や官公庁が安心して利用できる目的特化型の大規模言語モデル(LLM)の提供を目指すとしており、手掛かり視されたようだ。研究開発チームには、自然言語AI領域で豊富な経験を持つバオバブ(東京都千代田区)も協力する。今年中にプロトタイプ版の提供を始め、24年から企業向けの生成AI・LLM活用サービスを開始する計画を示している。

 カナミックネットワーク<3939>=400円台後半に歩を進め底値圏離脱の動き。同社は医療や介護サービス事業者に特化したクラウドサービスを手掛け、健康寿命延伸サービスに注力の構えをみせている。業績は売上高、利益ともに大幅な伸びを続けており、好業績を背景に株主還元の強化にも余念がない。18日取引終了後、23年9月期の年間配当を従来計画の3円50銭から5円50銭に2円増額することを発表しており、これが好材料視されている。また、同日にシステム開発会社であるRuby開発(東京都港区)の株式を取得し子会社化することも併せて発表、これも株価を刺激している。

 ネオマーケティング<4196>=急速人気でストップ高。上値追い継続、5日移動平均線を絡めた急勾配の戻り足で4日続伸と気を吐いている。市場のリサーチから商品開発まで企業のマーケティング支援を主要業務としているが、時流を捉え人工知能(AI)を活用したサービスにも踏み込んでいる。18日取引終了後、マーケティングリサーチ業務で「ChatGPT(チャットGPT)」など生成AIの活用を開始し、業務効率化と質の向上に取り組むことを発表、これを手掛かり材料に投資資金が流れ込んでいる。

※未確認情報が含まれる場合があります。株式の売買は自己責任に基づいて、ご自身でご判断ください。

出所:MINKABU PRESS

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