信用
証券取引所が指定する制度信用銘柄のうち、買建(信用買い)のみができる銘柄
株価20分ディレイ → リアルタイムに変更

3192 白鳩

東証S
306円
前日比
-1
-0.33%
PTS
-円
業績
単位
100株
PER PBR 利回り 信用倍率
0.98
時価総額 20.4億円
比較される銘柄
ティーライフ, 
ジェネパ, 
ベガコーポ

銘柄ニュース

戻る
 

白鳩 Research Memo(1):5年後の売上高100億円台を目指し、新中期経営計画を策定中


■要約

白鳩<3192>はインナーウェア(下着類)に特化したeコマース(EC)企業。取扱商品は167社・166ブランド・12,183アイテム(色・サイズ別では約8万種類。2017年8月末現在)と、圧倒的な品ぞろえを誇っている。インナーウェア特化型EC企業は、オペレーションの難しさもあって参入企業が少なく、同社は独特の地位を築いている。

1. 2017年8月期決算は売上高が初の50億円台に乗せ、増収増益で着地
2017年8月期決算は、売上高5,083百万円(前期比10.6%増)、営業利益202百万円(同12.6%増)と増収増益で着地した。期初予想との比較では利益は未達となったものの、最も重要な売上高は計画どおりに進捗し、初の50億円台乗せを達成した。サイトへのアクセス数、購入件数、年間購入顧客数といったKPI(重要経営評価指標)がいずれも堅調に推移したことで、業績の質という点でも良好な決算だったと弊社では評価している。

2. 5年後に売上高100億円超えを目指し、中期経営計画の策定に取り組む
同社は当面の業績目標として5年後(2022年8月期)に売上高100億円の大台乗せを目指している。そこに至る戦略としては、既存事業であるインナーウェアのEC事業について年率2ケタ増収を続ける傍ら、新規事業を育成して既存事業の収益に上乗せし、100億円の売上高を目指す構図を描いている。新規事業の具体的内容としては、インナーウェアの委託販売事業や同社が自社開発したECシステムの活用などが検討されている。新規事業の詳細も含めた中期経営計画は2018年8月期中に公表される見通しだ。

3. 2018年8月期は売上高の2ケタ増収の実現に注目
2018年8月期の業績見通しについて同社は、売上高を5,550百万円(前期比9.2%増)と予想する以外は、利益に関しては予想の公表を控えている。前述の中期経営計画の具体的内容が固まっていないため、現時点では合理的な費用の見積りができないことが理由だ。弊社では同社の評価軸は利益よりも売上高にあると考えており、まずは既存事業の売上高が着実に2ケタ成長を達成できるかを見守っていく考えだ。その上で中期経営計画の発表後に売上高100億円に向けた新規事業の施策の内容をじっくり吟味していきたいと考えている。

■Key Points
・既存事業に加え、成長・新規事業による成長で中期的に売上高100億円超えを目指す
・既存事業ではレッグカテゴリー強化や自社ブランド品の強化に成長余地
・新規事業では委託販売やECシステムの活用などが事業領域となる見込み

(執筆:フィスコ客員アナリスト 浅川 裕之)

《MW》

 提供:フィスコ

株探からのお知らせ

    日経平均