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3021 パシフィックネット

東証S
1,493円
前日比
+3
+0.20%
PTS
-円
業績
単位
100株
PER PBR 利回り 信用倍率
19.8 2.72 2.75
時価総額 80.4億円
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PCNET Research Memo(5):サブスクリプションの受注が好調に推移し、収益性も高まる


■業績動向

1. 2023年5月期第2四半期の連結業績
パシフィックネット<3021>の2023年5月期第2四半期の連結業績は、売上高が3,148百万円(前年同期比21.3%増)、営業利益が165百万円(同11.5%減)、経常利益が162百万円(同11.0%減)、親会社株主に帰属する四半期純利益が100百万円(同8.6%減)となった。

2020年1月のWindows 7サポート終了後、国内のビジネス向け新規PC出荷台数は減少しているものの、同社のITサブスクリプション事業は順調に拡大し、同事業を中心としたストック収益が拡大した。一方、フロー収益については、新型コロナウイルスオミクロン株の感染再拡大や中国ゼロコロナ政策の影響により、ITAD事業は本格的な回復に至らなかった。ただし、高スペック品であるサブスクリプション終了品が増加し、優良リユース品として「PCNET Auction」を中心に販売を行い、売上に寄与した。コミュニケーション・デバイス事業は回復傾向となった。2023年からのPC更新需要拡大へ向け、先行投資を積極的に行い、コスト先行し減益となっているが、第2四半期にはサブスクリプション資産の世代交代や効率化を図り、資産稼働率が大幅に改善したことにより、収益性は向上している。


環境変化に強く持続的成長が可能な収益構造に転換

2. 事業構造改革の成果
同社はITサブスクリプションを中心としたストック収益拡大を最も重要な経営課題と位置付けている。これまで取り組んできた事業構造改革により、同社は環境変化に強く持続的成長が可能な収益構造に転換した。フロー収益は緩やかに減少する一方で、ITサブスクリプション事業の売上高は2017年5月期の922百万円から2022年5月期には3,493百万円に成長している。同社はこの構造改革成功の要因として、従業員の意識が変化し自律的に改革を進めていること、これによりサービス価値と生産性の向上を実現したことを挙げている。これは、「経営方針」にも掲げている「全従業員総活躍企業」を進めた結果である。

(執筆:フィスコアナリスト 村瀬智一)

《NS》

 提供:フィスコ

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