PCNET Research Memo(5):成長機会に向けた積極的な先行投資の結果サブスクリプションの受注が2倍に増加
■業績動向
1. 2022年5月期の連結業績
パシフィックネット<3021>の2022年5月期の連結業績は、売上高が5,507百万円(前期比5.4%増)、営業利益が342百万円(同55.5%減)、経常利益が334百万円(同56.2%減)、親会社株主に帰属する当期純利益が209百万円(同57.7%減)だった。
環境変化に強く持続的成長が可能な収益構造に転換
2. 事業構造改革の成果
これまで取り組んできた事業構造改革により、同社は環境変化に強く持続的成長が可能な収益構造に転換した。フロー収益は2016年5月期の3,826百万円から1,939百万円に減少する一方で、ストック収益が736百万円から3,493百万円に成長しており、この間の売上高は4,563百万円から5,507百万円と20.7%の増収となる。この構造改革成功の要因として、従業員の意識が変化し自律的に改革を進めていること、これによりサービス価値と生産性の向上を実現したことを挙げている。これは、「経営方針」にも掲げている「全従業員総活躍企業」を進めた結果である。
(執筆:フィスコアナリスト 村瀬智一)
《ST》
提供:フィスコ