伊藤園、中間期決算は増収増益で通期見通しも引け上げ、１０月の売上高も前年同月を上回る

　伊藤園<2593>が小動き。マイナススタートとなったものの、プラス圏に浮上する場面もあり、現在は前日終値近辺で推移している。
　同社は昨日引け後、１６年４月期第２四半期累計決算を発表。連結売上高は前年同期比８．１％増の２５２８億７７００万円に、営業利益は同２２．３％増の１００億１４００万円になった。主力製品の「お～いお茶」、「健康ミネラルむぎ茶」、「ＴＵＬＬＹ’Ｓ　ＣＯＦＦＥＥ」ブランドシリーズなどが予想に比べ好調に推移した。同社は下半期においても好調な推移を見込み、通期の連結売上高は従来予想の４６００億円から４６５０億円（前期比８．０％増）へ、営業利益は１５０億円から１５１億円（同３２．５％増）へ引き上げられた。
　同時に、１６年４月期１０月度の販売状況も発表。１０月の売上高合計は前年同月比１．４％増、５月から１０月の累計売上高は前年同期間比３．４％増と数字を伸ばしており、モルガン・スタンレーＭＵＦＧ証券では、「上期業績に大きな違和感はないが、足元の株価は割高に映る」と解説。レーティング「アンダーウエイト」と目標株価１７００円を継続している。
《ＭＫ》

株探ニュース