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フジコー---3Qは2ケタ増収、森林発電事業が好調に推移


フジコー<2405>は10日、2017年6月期第3四半期累計(16年7月-17年3月)連結決算を発表した。売上高が前年同期比24.9%増の25.18億円、営業利益が同20.3%減の1.65億円、経常利益が同30.6%減の1.27億円、親会社株主に帰属する四半期純利益が同59.0%減の0.45億円となった。

建設系リサイクル事業は、行政処分により第3四半期会計期間の大半を停止していたため、焼却施設、発電施設並びにその他の施設の受入数量は、概ね前年同期比で23%~29%前後の減少となった。

食品系リサイクル事業は、行政処分の対象外(一部を除き)だったが、事業停止期間中の産業廃棄物処分は堆肥化のみとなった。その結果、液状化飼料の原料となる食品循環資源は一般廃棄物に限定となり、販売数量が大幅に減少。再資源化センターでの受入数量は、累計では新規受入先の開拓に注力し、前年同期比で3.5%増加した。

白蟻解体工事は、建設系リサイクル事業と同様に第3四半期会計期間は工事を停止していたが、事業停止前は順調に推移し、売上高は概ね前年同期と同額となった。また、白蟻工事は各種キャンペーン等により、既存工事件数が増加している。

森林発電事業の売上高は、当第3四半期連結会計期間末で10ヶ月間の稼働となり、発電燃料の大敵である降雪期間の稼動を行った。大きなトラブルの発生もなく、発電電力を一定に保ち安定した稼働を継続しており、大幅な増収となった。

同日、2月3日に未定としていた2017年6月通期の業績予想を発表した。売上高は前期比17.2%増の33.30億円、営業利益は同20.4%減の2.20億円、経常利益は同25.6%減の1.80億円、親会社株主に帰属する当期純利益は40.6%減の0.80億円としている。

《TN》

 提供:フィスコ

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