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証券取引所が指定する制度信用銘柄のうち、買建(信用買い)と売建(信用売り)の両方ができる銘柄
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2004 昭和産業

東証P
3,540円
前日比
+5
+0.14%
PTS
-円
業績
単位
100株
PER PBR 利回り 信用倍率
9.9 0.95 2.26 2.92
時価総額 1,203億円
比較される銘柄
ニップン, 
日清食HD, 
味の素
決算発表予定日

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昭和産業 Research Memo(3):辻製油と業務提携、コーンジャームなどの有効活用による事業規模の拡大


■トピックス

1. 辻製油と業務提携
昭和産業<2004>は、辻製油(株)と製油事業に関する業務提携を行うことを発表した。辻製油は、コーン油・菜種油を中心とした製油事業に加え、レシチン(大豆・卵黄に含まれるリン脂質)などの機能性事業やアグリ事業を展開している。同社グループで製造しているコーンジャーム(=とうもろこし胚芽。コーン油の原料となる)及び両社が持つコーンジャーム搾油設備・コーン油精製設備の有効活用に取り組む。これにより、同社は事業規模の拡大、製造の効率化、コスト低減、糖質・コーン油製品の安定供給を図る。また菜種の搾油・精製設備についても相互で有効活用し、同様の目的を図る予定としている。

2. 船橋プレミックス第2工場操業開始
同社は、船橋プレミックス第2工場を2022年6月に操業開始した。家庭用のほか店舗スペースや作業オペレーションにより今後数百g~2kgの小袋製品の需要の高まりを見据え、中期経営計画の基本戦略の1つである「基盤事業の強化」の下、新設したものである。同工場は小袋製品の生産に特化した工場で、生産能力は年間約28,000tである。同社によると、主に人の手によって作業していた前設備に比べ約2倍の生産能力であると言う。また最新の自動化設備やIoT活用により、今後顕在化してくる労働力不足への対応や価格競争力の確保に向けて生産性の向上や省人化、生産リードタイムの短縮につなげるとしている。

3. 2022年秋に発売する家庭用新商品
同社は家庭用新商品として、「もう揚げない!!焼き天ぷらの素」「焼きたてフィナンシェミックス」を2022年9月より発売した。「もう揚げない!!焼き天ぷらの素」は、大さじ3杯程度の油で焼くだけで調理でき、油の後処理はキッチンペーパーでふき取るだけで済むため、片づけの手間を省くことができる。「焼きたてフィナンシェミックス」は、「まぜる」「型に入れる」「焼く」の3ステップで完成という簡便さが特長であり、オーブントースターでも調理可能である。どちらも簡単に調理でき、片付けの手間などを省くことができるため時短が叶う商品として、家庭への浸透をねらったものである。そのほか、卵なし&牛乳なしのレシピでも作れる「アレンジいろいろホットケーキミックス」や、亀田製菓<2220>の「ハッピーターン」とコラボレーションした「ハッピーターン味から揚げ粉」も発売した。

(執筆:フィスコアナリスト 村瀬智一)

《YM》

 提供:フィスコ

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