貸借
証券取引所が指定する制度信用銘柄のうち、買建(信用買い)と売建(信用売り)の両方ができる銘柄
日経平均株価の構成銘柄。同指数に連動するETFなどファンドの売買から影響を受ける側面がある
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1928 積水ハウス

東証P
3,667.0円
前日比
+46.0
+1.27%
PTS
3,650円
18:34 05/02
業績
単位
100株
PER PBR 利回り 信用倍率
11.7 1.35 3.41 4.43
時価総額 24,307億円
比較される銘柄
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来週の株式相場に向けて=新年のテーマは「アフター黒田」か

 2日の東京株式市場は、日経平均株価が前日比448円安と急落。東証プライムの9割超の銘柄が売られる全面安となった。

 前日のNYダウは194ドル安だったが、ナスダック指数は上昇していた。米長期金利低下などを背景に、為替が1ドル=135円前後へ大幅な円高が進行したが、市場からは「日経平均株価がこれほど急落するのは予想外」(アナリスト)という声も出ていた。「海外投機筋である商品投資顧問(CTA)が、為替の円高と連動する格好で売りを出したのでは」(同)という見方もある。企業の下期想定為替レートは平均138円という報道も出ており、足もとの為替がこの水準を下回ってきたことも警戒されているようだ。

 更に、12月入りとともに2023年の動向に関心が向く時期となった。来年は、現時点では政治面などで大きなイベントは見当たらないが、日本経済をみるうえでは4月の黒田日銀総裁の退任と新総裁の就任が高い関心を集めるのは確実だ。

 次期総裁の候補には、日銀の雨宮正佳副総裁や中曽宏前副総裁(現大和総研理事長)などが有力候補とされている。「黒田総裁が交代しても、すぐには日銀の政策には変更はないのではないか」(市場関係者)という見方は少なくない。しかし「海外投資家は半年後あるいは1年後のイールドカーブ・コントロール(YCC)政策の修正も視野に入れている」(アナリスト)という。コロナ禍の一巡を見据えた「アフターコロナ」ならぬ「アフター黒田」は、すでに重要テーマに浮上しているようだ。

 日経平均株価の下値メドは、週足ベースの移動平均線が集束している2万7400円前後とみられている。為替の円高メリットでは、ニトリホールディングス<9843>やANAホールディングス<9202>、東京電力ホールディングス<9501>などが注目される。

 来週は5日に米11月ISM非製造業景況指数、6日に米10月貿易収支、9日に米11月生産者物価(PPI)と米12月ミシガン大学消費者マインド指数が公表される。国内では8日に11月景気ウォッチャー調査が発表される。8日に積水ハウス<1928>、9日に三井ハイテック<6966>の決算発表がある。9日は先物とオプションのメジャーSQを迎える。来週の日経平均株価の予想レンジは2万7300~2万8200円前後。(岡里英幸)

出所:MINKABU PRESS

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