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株価指数先物【引け後】 日銀会合の結果を受けてNTショートに振れる


日経225先物 30850 +150 (+0.48%)
TOPIX先物 2254.0 +19.5 (+0.87%)

 日経225先物(12月限)は前日比150円高の3万850円で取引を終了。寄り付きは3万630円とシカゴ日経平均先物清算値(3万600円)にサヤ寄せする格好から、売りが先行した。現物の寄り付き直後に3万540円まで下げたが、下値の堅さから買い戻しが入り、前場中盤にかけて3万710円と小幅ながらプラスに転じる場面も見られた。買い一巡後は日銀の金融政策決定会合の結果待ちとなるなか、前場終盤には3万590円~3万680円処での保ち合いを継続。

 後場の取引開始直前に日銀会合の結果が判明し、日銀は長短金利操作(イールドカーブ・コントロール、YCC)の再修正を決めた。長期金利の事実上の上限だった年1%を超すことを一定程度容認する。この結果を受けて国内長期金利は一段と上昇し、為替市場で1ドル=150円台前半へ円安が進むなか、日経225先物はリバウンド基調が強まった。後場の取引開始直後に一気に3万920円まで買われ、いったんは下落に転じる場面も見られたが、中盤にかけてロングが強まり3万980円まで上げ幅を広げた。終盤は米連邦公開市場委員会(FOMC)などの重要イベントを控えていることもあり、3万700円~3万900円辺りでの推移だった。

 日経225先物は、日銀会合の結果を受けたリバウンドにより、ボリンジャーバンドの-1σ(3万900円)水準を一時突破してきた。バンドは下向きで推移しているため、ナイトセッションでは3万860円辺りまで下がってきており、-1σを上回って推移できるかが注目される。FOMCの結果次第ではあるが、-1σを支持線に変えてくるようだと、節目の3万1000円が意識されて、25日移動平均線が位置する3万1430円水準をターゲットとしたトレンド形成が期待されよう。

 一方で、-1σ水準での攻防が続くようだと、再び-2σ(3万280円)と節目の3万円を試す形でショートを誘い込む可能性がある。また、本日はアドバンテスト <6857> [東証P]など指数インパクトの大きい値がさハイテク株の一角が軟調な値動きだった。アドバンテストは取引終了後に今期の業績予想を下方修正し、PTS(私設取引)で4%超下落していることから、明日も日経平均型の重荷となる可能性がある。

 ハイテク株が弱含むなか、NT倍率は先物中心限月で13.68倍に低下した。一時13.76倍まで上昇する場面も見られたが、13.79倍で推移する25日線が抵抗線として機能している。反対に下値を切り下げてきており、方向性としては9月28日に付けた13.55倍が意識される。引き続き値がさハイテク株の弱さが目立つようだと、一段とNTショートに振れやすい。

 手口面では、日経225先物はJPモルガン証券が997枚、野村証券が955枚、BNPパリバ証券が720枚、ABNクリアリン証券が703枚、三菱UFJ証券が576枚の買い越しに対して、SMBC日興証券が1430枚、バークレイズ証券が1242枚、HSBC証券が595枚、ソシエテジェネラル証券が519枚、UBS証券が419枚の売り越しだった。

 TOPIX先物は、ゴールドマン証券が2800枚、野村証券が1576枚、みずほ証券が1422枚、JPモルガン証券が1033枚、シティグループ証券が851枚の買い越しに対して、バークレイズ証券が3795枚、ビーオブエー証券が1401枚、ソシエテジェネラル証券が1170枚、BNPパリバ証券が942枚、モルガンMUFG証券が422枚の売り越しだった。

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