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決算を手掛かりとした個別対応に向かわせる/オープニングコメント


 31日の日本株市場は、買い先行で始まることになりそうだ。28日の米国市場はNYダウが176ドル高、ナスダックは266ポイント高だった。6月の米個人消費支出(PCE)は、コア価格指数の伸びが予想以上に鈍化し、インフレ鈍化傾向を再確認したため買いが先行した。また、ソフトランディング期待も買い材料となった。さらに、プロクター・アンド・ギャンブルやインテルの好決算を受け投資家心理が改善。金利の低下でハイテクの買いも再燃し相場上昇を後押しした。シカゴ日経225先物清算値は、日中大阪比325円高の33095円。円相場は1ドル140円80銭台で推移している。

 シカゴ先物にサヤ寄せする格好から、買い優勢で始まることになりそうだ。日経225先物はナイトセッションで寄り付き後ほどなくしてリバウンド基調が強まり、一時33140円まで買われる場面が見られた。先週末は日銀の金融政策決定会合での政策修正を受けた荒い値動きだったが、日銀トレードは一巡し、仕切り直しの流れに向かわせそうだ。

 米国では米連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長が今後の金融政策はデータ次第としており、今週発表される雇用統計などの重要な経済指標の結果を見極めたいとする模様眺めムードは強まりやすい面はある。一方で、指標の結果を受けて追加利上げ観測が後退する可能性が意識されやすく、押し目待ち狙いの買い意欲は強そうである。

 決算発表が本格化するなか、決算を手掛かりとした個別対応に向かわせるものの、指数インパクトの大きい値がさ株の決算影響から軟化する場面においては、その後の切り返しを想定した押し目を狙いたいところであろう。日経225先物は節目の33000円を回復してきたことから、同水準での底堅さを見極めつつ、7月の戻り高値水準を意識してくる可能性はあると考えられる。

 なお、28日の取引終了後に決算を発表したところでは、下方修正したファナック<6954>の値動きが警戒される一方で、コマツ<6301>、ソシオネクスト<6526>、日立<6501>、NEC<6701>、ANA<9202>、ジェイテクト<6473>、積水化<4204>、グローバルセキュ<4417>、OLC<4661>などの動向が注目されそうだ。
《AK》

 提供:フィスコ

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