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株価指数先物【引け後コメント】 日銀会合後の円安進行をきっかけに、過度なリスクオフ姿勢からのヘッジを和らげる


大阪6月限
日経225先物 26870 +480 (+1.81%)
TOPIX先物 1903.0 +42.0 (+2.25%)

 日経225先物(6月限)は前日比480円高の2万6870円で取引を終了。寄り付きは2万6410円と、シカゴ日経平均先物清算値(2万6375円)を上回り、反発して始まった。米国では取引終了後に決算を発表したメタ・プラットフォームズ<FB>やクアルコム<QCOM>が時間外で大幅に上昇するなか、これを手掛かりとしたロングの動きが先行したようだ。現物の寄り付き直後に一時2万6330円とマイナスに転じる場面もあったものの、ほどなく上昇に転じると、前場半ばには2万6500円を回復した。ランチタイムでは2万6500円を上回って底堅い値動きを見せるなか、後場は日銀の金融政策決定会合の結果を受けた為替市場での円安をきっかけにインデックス買いが流入。引けにかけて上げ幅を広げる格好から、一時2万6880円まで買われた。
 
 朝方はメタ・プラットフォームズの時間外での急伸を手掛かりに買い先行で始まり、その後もグローベックスの米株先物の強い値動きがショートカバーに向かわせた面もありそうだ。5月の米連邦公開市場委員会(FOMC)を控え、今週はポジション圧縮のほかヘッジ対応の動きが先行し、その後はスキャルピング中心の商いであった。本日も基本的にはこう着感の強い相場展開が見込まれていたなか、日銀が大規模な金融緩和策の維持を決めたことで、金融引き締めを加速させる米連邦準備制度理事会(FRB)との政策の違いによって、円安の動きが強まった。

 円安傾向が強まったことで輸出関連を中心に買われており、結果的にはTOPIX型のインデックス買いが断続的に入る形で指数を押し上げた。TOPIX浮動株比率変更に伴う需給に対して、先回り的なスプレッド狙いのポジションのリバランスもあったと見られる。過度なリスクオフ姿勢によるヘッジの動きを和らげるなか、日経225先物は5日移動平均線を上抜き、75日線水準までのリバウンドとなり、TOPIX先物は75日線を突破した。

 なお、グローベックスの米株先物は、NYダウ先物が300ドル超の上昇で推移しているほか、ナスダック100先物も300ポイントを超える上昇を見せており、上昇率は2%を超えて推移。大型連休に入ることから大きくポジションは傾けづらいだろうが、ナイトセッションでは2万7000円を回復しており、ショートカバーの動きは継続。なお、NT倍率は先物中心限月で一時14.10倍と4月13日以来の水準に低下した。直近安値水準までの低下によって、いったんはリバランスの動きが入りやすいところだろう。

 手口面では、日経225先物はJPモルガンが1580枚、三菱UFJが590枚、モルガンSが540枚程度の売り越しに対して、BofAが2150枚、野村が690枚、シティが370枚程度の買い越しだった。TOPIX先物はソジェンが3430枚、BNPパリバが1410枚、ABNアムロが1050枚程度の売り越しに対して、ゴールドマンが6290枚、JPモルガンが1480枚程度の買い越しだった。TOPIXの売り方は裁定買い(先物売り・現物買い)に伴う需給によるものと見られ、買い方はヘッジといった動きと見られる。

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