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4318 クイック

東証P
865円
前日比
+18
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PTS
863.4円
09:33 12/08
業績
単位
100株
PER PBR 利回り 信用倍率
13.1 2.48 4.01 3.87
時価総額 489億円

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クイック---2Qは増収・経常利益まで増益、地域情報サービス事業が2ケタ増収増益に


クイック<4318>は31日、2026年3月期第2四半期(25年4月-9月)連結決算を発表した。売上高が前年同期比4.8%増の179.72億円、営業利益が同2.1%増の38.63億円、経常利益が同2.2%増の39.01億円、親会社株主に帰属する中間純利益が同16.6%減の25.98億円となった。なお、今期中に投資有価証券売却益として約10.7億円の計上を見込んでおり、通期目標の修正は行っていない。

人材サービス事業の売上高は130.06億円(前年同期比5.3%増)、営業利益は34.30億円(同2.2%増)となった。人材紹介では、注力領域である建設・不動産や自動車、電気、機械、化学、プラント等の製造業、IT分野における各職種に加え、看護師の採用ニーズが旺盛であった。人材派遣・紹介予定派遣・業務請負等では、直接雇用のみでは看護師不足の問題が解消されないことから、依然として看護師派遣へのニーズは高い状況が続いている。

リクルーティング事業の売上高は16.87億円(前年同期比4.5%増)、営業利益は4.71億円(同 19.1%増)となった。幅広い業種・職種において採用ニーズが旺盛な一方、採用手法の多様化がより一層進み競争環境が激化している。本市場環境の中、注力商品である「Indeed」や「求人ボックス」といったアグリゲーション型(特定の情報を複数のWebサイトから収集する検索エンジン型)求人サービスの取り扱いが好調であった。また、リクルート社の掲載課金型の採用メディアの販売終了に伴い、業界特化型やアルバイト・パート採用特化型など他メディアの拡販も進めたことで、競争環境が厳しい中でも求人広告全体の取り扱いは堅調に推移した。

地域情報サービス事業の売上高は14.86億円(前年同期比16.0%増)、営業利益は3.13億円(同57.1%増)となった。今期も引き続き注力商品として営業強化を進めている「Indeed」は、新規顧客開拓が進んだことで稼働社数が増加し好調であった。また、コンサルティングサービスにおける、転職支援領域も支援エリアの拡大や高年収帯の成約が増加したことで、業績を牽引した。

HRプラットフォーム事業の売上高は5.49億円(前年同期比11.1%減)、営業利益は2.30億円(同23.8%減)となった。「日本の人事部」関連サービスのマーケットにおいて、人材採用・育成・定着に関する各種サービスやHRテック領域のサービスに対するリプレースニーズが一巡し、落ち着きが見られた。本市場環境の中、人事支援サービス企業は販促や集客のためのウェブ広告への投資が慎重になり、「日本の人事部」サイト内の広告をはじめとするオンライン広告は減収となった。

海外事業の売上高は12.42億円(前年同期比3.3%減)、営業利益は1.02億円(同50.0%減)となった。上海クイック有限公司を解散及び清算することを決議しており、撤退に向けて準備を進めた。

2026年3月期通期の連結業績予想について、売上高は前期比4.5%増の339.70億円、営業利益は同0.8%増の45.70億円、経常利益は同0.2%増の46.20億円、親会社株主に帰属する当期純利益は同3.3%増の37.00億円とする期初計画を据え置いている。

《NH》

 提供:フィスコ

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