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6047 Gunosy

東証P
528円
前日比
+2
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PTS
-円
業績
単位
100株
PER PBR 利回り 信用倍率
29.4 1.19 3.47 11.03
時価総額 128億円
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決算発表予定日

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株式会社Gunosy:2025年5月期通期決算説明会文字起こし(6)


Gunosy<6047>

収益性の状況についてご説明いたします。

AUMあたりの収益性については、銀行との合併後も安定的に維持されており、グロスレベニュー(総収益)も引き続き堅調な成長を見せております。今後、AUMの再成長・再加速に伴い、収益も一定のタイムラグをもって、さらに拡大していくことが見込まれます。

こちらは、sliceの事業における根本的な転換点についてのご説明です。

合併後、資金調達の手段を、高金利の外部借入から有利な預金へと切り替えております。デポジット(預金)が急増する一方で、AUM(貸出残高)の伸びが比較的緩やかであったのは、すでにご説明したとおり、増加した預金を活用して、まずは外部からの高利借入の返済を優先していたためです。

今後は、右側のグラフにも示されているように、調達コストの低下が収益性の改善に直結し、金利差による持続的な成長の基盤がより強固なものとなってまいります。この合理的な資本構成の改善こそが、収益性向上の最大のドライバーとなっており、すでに非常に速いペースで収益性の改善が進行しております。

6月末に、新たなクレジットカードサービスの提供を開始いたしました。また、同時期に「slice」が「slice Small Finance Bank」へと社名変更を完了しております。

今回提供を開始したのは、インドで主流となっているスマートフォン決済「UPI(Unified Payments Interface)」に対応した新型のクレジットカードです。UPIは現在、インドで4億人以上が日常的に利用している決済基盤であり、この仕組みに準拠したカードの展開により、従来の与信ではカバーできなかったクレジット未経験層にもリーチが可能となりました。

UPIの取引履歴を活用した独自の信用スコアリング手法により、これまで金融サービスへのアクセスが難しかった層への拡大が実現しており、プラスチックカードに代わる新たなデジタルバンキングの代表例になると確信しております。

今後も、インド発の次世代フィンテックリーダーとして、sliceの成長をぜひ注目していただければと思います。

私からの説明は以上となります。

▲司会者
ありがとうございました。

それでは続きまして、ポートフォリオ別の概要につきまして、代表取締役社長の西尾よりご説明させていただきます。西尾社長、よろしくお願いいたします。

■Gunosy 西尾様
代表取締役社長の西尾でございます。私からは、新しい事業セグメントに基づいたポートフォリオの事業概況について、それぞれご説明いたします。

まずはコアキャッシュ領域についてご説明いたします。

この領域は、当社グループの基盤を支える安定的なキャッシュ・フロー創出を担う事業群となっております。トップライン全体は、2023年5月期をピークに年々やや減少傾向にありますが、その主力である「グノシー」「auサービスToday」「Gmate8」の3メディアについては、過去3年間にわたり非常に安定した推移を維持しております(グラフの青色部分)。

一方で、グラフの灰色で示しているノンコアメディアについては、事業ポートフォリオの見直しに伴い、計画的に縮小を進めております。

総じて、コアメディアである「グノシー」は非常に安定した収益基盤を維持しており、また「Game8」についても、直近の第3四半期時点で国内ゲームメディアにおいてナンバーワンのポジションを獲得するなど、順調に成長を続けております。

株式会社Gunosy:2025年5月期通期決算説明会文字起こし(7)に続く

《MY》

 提供:フィスコ

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