<動意株・12日>(大引け)=雨風太陽、グローバル社、物語コーポなど
雨風太陽<5616>=後場急上昇。正午ごろ、関連会社である百戦錬磨から旅行予約サイト「STAY JAPAN」事業を4月1日付で譲り受け、新たな事業として開始すると発表しており、好材料視されている。「STAY JAPAN」は、民泊や農泊、古民家泊など地域の暮らしや文化に根差した「持続可能な観光」を発信する旅行予約サイト。雨風太陽は昨年9月に百戦錬磨社を関連会社化し、双方の持つノウハウやサービスを掛け合わせることで拡大するインバウンド需要の取り込みを目指していたが、今回の事業譲受によりこの取り組みを加速させる。具体的には、雨風太陽の産直ECサイト「ポケットマルシェ」で培った企画・開発のノウハウを活用した「STAY JAPAN」の機能の拡充、インバウンド向けのマーケティングの強化などを推進するとしている。なお、25年12月期業績への影響は精査中としている。
THEグローバル社<3271>=3連騰で昨年来高値を更新。11日の取引終了後、旭化成<3407>子会社の旭化成ホームズと業務・資本提携を締結したと発表したことが好感されている。グローバル社が展開する首都圏を基盤とした分譲マンション・収益物件開発事業の強化を図ることが目的で、首都圏における大規模分譲マンションプロジェクトの共同開発や不動産開発情報の有効活用、マンション関連事業のコストシナジーの検討などの分野で提携する。また、旭化成ホームズは3月13日付でグローバル社株式279万5600株(発行済み株数の9.88%)を東京証券取引所の市場内立会外取引により取得する。なお、同件によるグローバル社の25年6月期業績への影響は軽微としている。
物語コーポレーション<3097>=75日線を3カ月ぶりブレーク。また、1月28日と2月10日につけた3450円どころのダブルトップを上抜いたことで注目度が高まっている。「焼肉きんぐ」や「丸源ラーメン」などのブランドで飲食店を全国展開しており、新規出店の加速に加えインバウンド消費の恩恵を享受し売り上げの伸びが顕著となっている。11日に発表した2月度月次売上高は全店ベースで前年同月比10.2%増と2ケタ伸長を果たした。これを好感する形で投資資金の流入に勢いが増している。
True Data<4416>=3日ぶり反発。小売関連企業に消費者のビッグデータ分析を提供しており、25年3月期はトップラインが2ケタの伸びで、営業6割増益を見込むなど好調。そうしたなか、11日取引終了後、Hakuhodo DY ONE(東京都港区)と購買データを活用したブランドマーケティング支援サービス「WISE Ads BrandBooster」の提供を開始することを発表、これによる収益寄与を期待した買いを引き寄せている。株価は今週に入り下げ足を強めたが、75日移動平均線との上方カイ離解消に伴い押し目買いが入りやすくなっていた。時価総額50億円未満の小型株で、株式需給面ではここにきて信用買い残の整理が進んだことも上値を軽くしている。
ReYuu Japan<9425>=大幅に3日続伸。同社は11日取引終了後、25年10月期第1四半期(24年11月~25年1月)の単独決算を発表。営業損益が400万円の赤字(前年同期は3200万円の赤字)に縮小したことが買い手掛かりとなっているようだ。売上高は前年同期比11.0%増の13億8200万円で着地。リユースモバイル市場の拡大を背景に、中古モバイル端末の販売台数や売り上げが前年同期に比べて増加したほか、販管費を削減したことが奏功した。なお、通期業績予想については未定としている。
リボミック<4591>=動兆しきり。同社は東京大学発の創薬ベンチャーでリボ核酸(RNA)を使った分子ターゲット薬(アプタマー薬)の開発を行っている。株価は100円台近辺でもみ合いを続けてきたが、にわかに動兆をみせている。11日取引終了後、味の素<2802>との共同研究開発に伴う抗体Fc領域融合を用いた動態延長技術の開発と核酸アプタマーと免疫グロブリンのFc領域とのコンジュゲート及びその血中半減期延長に関する特許を出願したことを発表、これを材料視する買いを呼び込んでいる。今回特許出願された技術は、従来のポリエチレングリコール(PEG)修飾技術に代わり、核酸アプタマーを用いた次世代医薬品の薬物動態を画期的に向上させる可能性があり、同社ではこの技術によって核酸アプタマーが抗体医薬と同等な血中滞留性を獲得できれば、アプタマー医薬品開発の飛躍的な発展が期待できるとの認識を示している。
※未確認情報が含まれる場合があります。株式の売買は自己責任に基づいて、ご自身でご判断ください。
出所:MINKABU PRESS
THEグローバル社<3271>=3連騰で昨年来高値を更新。11日の取引終了後、旭化成<3407>子会社の旭化成ホームズと業務・資本提携を締結したと発表したことが好感されている。グローバル社が展開する首都圏を基盤とした分譲マンション・収益物件開発事業の強化を図ることが目的で、首都圏における大規模分譲マンションプロジェクトの共同開発や不動産開発情報の有効活用、マンション関連事業のコストシナジーの検討などの分野で提携する。また、旭化成ホームズは3月13日付でグローバル社株式279万5600株(発行済み株数の9.88%)を東京証券取引所の市場内立会外取引により取得する。なお、同件によるグローバル社の25年6月期業績への影響は軽微としている。
物語コーポレーション<3097>=75日線を3カ月ぶりブレーク。また、1月28日と2月10日につけた3450円どころのダブルトップを上抜いたことで注目度が高まっている。「焼肉きんぐ」や「丸源ラーメン」などのブランドで飲食店を全国展開しており、新規出店の加速に加えインバウンド消費の恩恵を享受し売り上げの伸びが顕著となっている。11日に発表した2月度月次売上高は全店ベースで前年同月比10.2%増と2ケタ伸長を果たした。これを好感する形で投資資金の流入に勢いが増している。
True Data<4416>=3日ぶり反発。小売関連企業に消費者のビッグデータ分析を提供しており、25年3月期はトップラインが2ケタの伸びで、営業6割増益を見込むなど好調。そうしたなか、11日取引終了後、Hakuhodo DY ONE(東京都港区)と購買データを活用したブランドマーケティング支援サービス「WISE Ads BrandBooster」の提供を開始することを発表、これによる収益寄与を期待した買いを引き寄せている。株価は今週に入り下げ足を強めたが、75日移動平均線との上方カイ離解消に伴い押し目買いが入りやすくなっていた。時価総額50億円未満の小型株で、株式需給面ではここにきて信用買い残の整理が進んだことも上値を軽くしている。
ReYuu Japan<9425>=大幅に3日続伸。同社は11日取引終了後、25年10月期第1四半期(24年11月~25年1月)の単独決算を発表。営業損益が400万円の赤字(前年同期は3200万円の赤字)に縮小したことが買い手掛かりとなっているようだ。売上高は前年同期比11.0%増の13億8200万円で着地。リユースモバイル市場の拡大を背景に、中古モバイル端末の販売台数や売り上げが前年同期に比べて増加したほか、販管費を削減したことが奏功した。なお、通期業績予想については未定としている。
リボミック<4591>=動兆しきり。同社は東京大学発の創薬ベンチャーでリボ核酸(RNA)を使った分子ターゲット薬(アプタマー薬)の開発を行っている。株価は100円台近辺でもみ合いを続けてきたが、にわかに動兆をみせている。11日取引終了後、味の素<2802>との共同研究開発に伴う抗体Fc領域融合を用いた動態延長技術の開発と核酸アプタマーと免疫グロブリンのFc領域とのコンジュゲート及びその血中半減期延長に関する特許を出願したことを発表、これを材料視する買いを呼び込んでいる。今回特許出願された技術は、従来のポリエチレングリコール(PEG)修飾技術に代わり、核酸アプタマーを用いた次世代医薬品の薬物動態を画期的に向上させる可能性があり、同社ではこの技術によって核酸アプタマーが抗体医薬と同等な血中滞留性を獲得できれば、アプタマー医薬品開発の飛躍的な発展が期待できるとの認識を示している。
※未確認情報が含まれる場合があります。株式の売買は自己責任に基づいて、ご自身でご判断ください。
出所:MINKABU PRESS