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3968 セグエグループ

東証P
657円
前日比
-8
-1.20%
PTS
657.8円
13:30 12/30
業績
単位
100株
PER PBR 利回り 信用倍率
26.7 5.37 1.98 3.56
時価総額 214億円

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セグエグループ---24年12月期増収、M&Aによる事業会社の再編成を実施


セグエグループ<3968>は13日、2024年12月期連結決算を発表した。売上高が前期比7.3%増の187.17億円、営業利益が同33.7%減の7.20億円、経常利益が同4.4%増の10.60億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同23.1%減の5.07億円となった。

将来の事業拡大に向けた人材投資、M&Aに関連する一時費用、のれん償却、株主還元のための株主優待費用の増加、新たに連結対象となった2社の販売管理費の追加等もあり販売管理費が増加し、営業利益は減益となった。一方、同社の2024年12月期決算補足説明資料によると、M&A関連一時費用と株主優待費用を除いた場合、営業利益段階でも対前年で増益とのことであり、成長基調は続いているものと思われる。

当年度においては、M&Aによる事業会社の再編成を実施した。2022年12月に子会社化したタイ王国のISS Resolution Limitedに続き、同国における同社の海外ビジネスの中核とするべく5月にFirst One Systems Co., Ltd.の株式を取得し連結対象とした。加えて、同社グループのシステムインテグレーション事業のより一層の強化を図るため6月にテクノクリエイションの株式100%を取得し、同じく連結対象とした。一方、事業の選択と集中の観点から、2024年10月にジェイズ・テレコムシステムの株式譲渡を行い連結対象から除外することとした。

VADビジネスについては、前年度の2023年12月期は、新型コロナウィルス感染症の影響によるプロダクト製品の納品遅延に伴う膨らんだ受注残の解消特需により大きく売上を伸ばした。この結果、当年度はネットワーク製品を中心に反動減の傾向が出たが、大型案件の受注やRapid7、Darktraceを中心としたセキュリティ製品が順調に伸長した。システムインテグレーションは、中型案件の積み上げを行うとともに、新たに子会社化したテクノクリエイションも事業伸長に寄与した。自社開発ビジネス(RevoWorks他)は、地方自治体や高いセキュリティ基準を必要とする政府諸機関、病院等の案件を着実に獲得している。海外ビジネスについては、新たにFirst One Systems Co., Ltd.が加わり、今後のタイ王国における事業基盤が拡大した。なお、2022年11月に設立したストック性の高いサイバーセキュリティ事業を展開するセグエセキュリティは順調に立ち上がり、事業開始2年目の当年度において黒字化した。

2025年12月期通期の連結業績予想については、売上高は前期比20.2%増の225.00億円、営業利益は同75.0%増の12.60億円、経常利益は同18.9%増の12.60億円、親会社株主に帰属する当期純利益は同38.3%増の7.01億円と売上高、利益ともに中期経営計画と同額水準を見込んでいる。

《AK》

 提供:フィスコ

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