キオクシアに上昇余地、国内有力証券は新規「B+」でカバレッジ開始
キオクシアホールディングス<285A>に上昇余地が指摘されている。岩井コスモ証券は20日、同社株の投資判断を新規「B+」でカバレッジを開始した。目標株価は1950円とした。同社はフラッシュメモリー専業メーカーで今月18日に東証プライム市場に新規上場した。同証券では、PBRを見ると競合他社に比べて若干割安なことから新規「B+」とした。フラッシュメモリーが需給調整局面入りしていることに留意する必要があると指摘し、25年の需給好転を視野に入れた長期目線の冷静な投資姿勢が必要とみている。フラッシュメモリーの需給緩和でスポット価格が今年のピークに比べ3割超値下がりしていることなどが影響する。ただ、25年は今年期待外れになったパソコンやスマホの買い替え需要が見込める。AI機能を搭載したモデルが増えることも購買意欲につながるほか、データセンター向けは好調を持続する見通しで、来年度に入ればスポット価格は明確に上昇に転じると予想。同証券では25年3月期の連結営業損益は4900億円の黒字(前期は2526億9800万円の赤字)、26年3月期の同利益は5040億円を見込んでいる。
出所:MINKABU PRESS
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