ダウ平均が大幅続伸 インフレ指標きっかけに急落からの調整が強まる=米国株概況
NY株式20日(NY時間16:24)(日本時間06:24)
ダウ平均 42840.26(+498.02 +1.18%)
S&P500 5930.85(+63.77 +1.09%)
ナスダック 19572.60(+199.83 +1.03%)
CME日経平均先物 38950(大証終比:+240 +0.62%)
きょうのNY株式市場でダウ平均は大幅続伸。一時800ドル超上昇する場面もみられた。今週の米株式市場はFOMCでのFRBのタカ派利下げへの姿勢変更を受けて急落していたが、本日は来週のクリスマス週を前にその調整が急速に入ったようだ。
取引開始前に発表になった11月のPCEデフレータが総合、コア指数とも予想を下回ったことも買い戻しをサポートしている模様。これについてグールズビー・シカゴ連銀総裁が低い伸びに留まったことを評価すると述べたこともフォローとなっている模様。金利は向こう12-18カ月にまだかなり下がる可能性があるとも述べていた。
市場からは、FOMCを受けての急落は過剰反応との指摘も多く出ていた中、本日の米株式市場は買戻しを強めている模様。
米政府機関の一部閉鎖のリスクが高まっている。米債務上限の期限が本日に迫っているが、下院共和党と伴にトランプ氏も支持を表明していた債務上限を2年間停止する内容を盛り込んだ法案が前日の下院本会議で否決されている。米債務上限問題は恒例行事になっているが、本日の夜から米政府機関の一部が閉鎖されてしまうか警戒されていた。ただ、引け間際にジョンソン下院議長が予算案で合意が成立し、本日中に本議会で採決すると述べた。
イーライリリー<LLY>が上昇。肥満薬で競合しているデンマークのノボ・ノルディスクの肥満治療薬「CagriSema」を使用した患者が予測より少ない減量しか達成できなかったと発表したことが買い手掛かり。
USスチール<X>が下落。10-12月期(第4四半期)のガイダンスを公表し、EBITDAは約1.5億ドルを見込み、従来の2.25-2.75億ドルの見通しから下方修正した。市場予想は2.6億ドル。
アボカドの栽培を手掛けるミッション・プロデュース<AVO>が決算を受け大幅高。アボカドの販売量はほぼ横ばいだったものの、平均販売単価が上昇したことが好結果をもたらした。
移植医療を手掛けるヒューマサイト<HUMA>が急伸。FDAが、動脈損傷を患う成人を対象としたバイオエンジニアリングによるヒト組織製品に全面的な承認を与えた。
石油・天然ガス開発のオキシデンタル・ペトロリアム<OXY>が上昇。バフェット氏率いるバークシャー・ハサウェイ<BRK.B>が同社への出資比率を引き上げた。
紙パルプのクリアウォーター・ペーパー<CLW>が大幅高。ブラジルのスザーノ社が同社に対する買収提案を検討していると報じられた。
石油・ガス開発のグラニット・リッジ・リソーシズ<GRNT>が上昇。同業のノーザン・オイル&ガス<NOG>が同社に買収提案を行ったと報じられた。
医薬品のアクサム・セラピューティクス<AXSM>が上昇。アナリストによると、同社の抗うつ剤が、アルツハイマー病患者の興奮状態を治療する後期臨床試験2件で良好なデータを報告した場合、株価は30-40%上昇する可能性があると指摘した。
クルーズのカーニバル<CCL>が決算を受け上昇。1株利益、売上高とも予想を上回った。EBITDAも予想を上回っている。在庫数が少なかったにもかかわらず、第4四半期の予約量は加速したとしている。
USスチール<X> 30.14(-1.58 -4.98%)
ミッション・プロデュース<AVO> 14.45(+2.13 +17.29%)
ヒューマサイト<HUMA> 4.64(+1.18 +34.10%)
オキシデンタル<OXY> 47.13(+1.77 +3.90%)
クリアウォーター・ペーパー<CLW> 30.26(+5.55 +22.46%)
グラニット・リッジ<GRNT> 6.19(+0.57 +10.14%)
カーニバル<CCL> 26.80(+1.62 +6.43%)
アップル<AAPL> 254.49(+4.70 +1.88%)
マイクロソフト<MSFT> 436.60(-0.43 -0.10%)
アマゾン<AMZN> 224.92(+1.63 +0.73%)
アルファベットC<GOOG> 192.96(+3.26 +1.72%)
テスラ<TSLA> 421.06(-15.11 -3.46%)
メタ<META> 585.25(-10.32 -1.73%)
AMD<AMD> 119.21(+0.33 +0.28%)
エヌビディア<NVDA> 134.70(+4.02 +3.08%)
イーライリリー<LLY> 767.76(+10.22 +1.35%)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
ダウ平均 42840.26(+498.02 +1.18%)
S&P500 5930.85(+63.77 +1.09%)
ナスダック 19572.60(+199.83 +1.03%)
CME日経平均先物 38950(大証終比:+240 +0.62%)
きょうのNY株式市場でダウ平均は大幅続伸。一時800ドル超上昇する場面もみられた。今週の米株式市場はFOMCでのFRBのタカ派利下げへの姿勢変更を受けて急落していたが、本日は来週のクリスマス週を前にその調整が急速に入ったようだ。
取引開始前に発表になった11月のPCEデフレータが総合、コア指数とも予想を下回ったことも買い戻しをサポートしている模様。これについてグールズビー・シカゴ連銀総裁が低い伸びに留まったことを評価すると述べたこともフォローとなっている模様。金利は向こう12-18カ月にまだかなり下がる可能性があるとも述べていた。
市場からは、FOMCを受けての急落は過剰反応との指摘も多く出ていた中、本日の米株式市場は買戻しを強めている模様。
米政府機関の一部閉鎖のリスクが高まっている。米債務上限の期限が本日に迫っているが、下院共和党と伴にトランプ氏も支持を表明していた債務上限を2年間停止する内容を盛り込んだ法案が前日の下院本会議で否決されている。米債務上限問題は恒例行事になっているが、本日の夜から米政府機関の一部が閉鎖されてしまうか警戒されていた。ただ、引け間際にジョンソン下院議長が予算案で合意が成立し、本日中に本議会で採決すると述べた。
イーライリリー<LLY>が上昇。肥満薬で競合しているデンマークのノボ・ノルディスクの肥満治療薬「CagriSema」を使用した患者が予測より少ない減量しか達成できなかったと発表したことが買い手掛かり。
USスチール<X>が下落。10-12月期(第4四半期)のガイダンスを公表し、EBITDAは約1.5億ドルを見込み、従来の2.25-2.75億ドルの見通しから下方修正した。市場予想は2.6億ドル。
アボカドの栽培を手掛けるミッション・プロデュース<AVO>が決算を受け大幅高。アボカドの販売量はほぼ横ばいだったものの、平均販売単価が上昇したことが好結果をもたらした。
移植医療を手掛けるヒューマサイト<HUMA>が急伸。FDAが、動脈損傷を患う成人を対象としたバイオエンジニアリングによるヒト組織製品に全面的な承認を与えた。
石油・天然ガス開発のオキシデンタル・ペトロリアム<OXY>が上昇。バフェット氏率いるバークシャー・ハサウェイ<BRK.B>が同社への出資比率を引き上げた。
紙パルプのクリアウォーター・ペーパー<CLW>が大幅高。ブラジルのスザーノ社が同社に対する買収提案を検討していると報じられた。
石油・ガス開発のグラニット・リッジ・リソーシズ<GRNT>が上昇。同業のノーザン・オイル&ガス<NOG>が同社に買収提案を行ったと報じられた。
医薬品のアクサム・セラピューティクス<AXSM>が上昇。アナリストによると、同社の抗うつ剤が、アルツハイマー病患者の興奮状態を治療する後期臨床試験2件で良好なデータを報告した場合、株価は30-40%上昇する可能性があると指摘した。
クルーズのカーニバル<CCL>が決算を受け上昇。1株利益、売上高とも予想を上回った。EBITDAも予想を上回っている。在庫数が少なかったにもかかわらず、第4四半期の予約量は加速したとしている。
USスチール<X> 30.14(-1.58 -4.98%)
ミッション・プロデュース<AVO> 14.45(+2.13 +17.29%)
ヒューマサイト<HUMA> 4.64(+1.18 +34.10%)
オキシデンタル<OXY> 47.13(+1.77 +3.90%)
クリアウォーター・ペーパー<CLW> 30.26(+5.55 +22.46%)
グラニット・リッジ<GRNT> 6.19(+0.57 +10.14%)
カーニバル<CCL> 26.80(+1.62 +6.43%)
アップル<AAPL> 254.49(+4.70 +1.88%)
マイクロソフト<MSFT> 436.60(-0.43 -0.10%)
アマゾン<AMZN> 224.92(+1.63 +0.73%)
アルファベットC<GOOG> 192.96(+3.26 +1.72%)
テスラ<TSLA> 421.06(-15.11 -3.46%)
メタ<META> 585.25(-10.32 -1.73%)
AMD<AMD> 119.21(+0.33 +0.28%)
エヌビディア<NVDA> 134.70(+4.02 +3.08%)
イーライリリー<LLY> 767.76(+10.22 +1.35%)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美