ドリーム・アーツ---3Qは2ケタ増収増益、主力のクラウド事業が2ケタ増収増益に
ドリーム・アーツ<4811>は14日、2024年12月期第3四半期(24年1月-9月)連結決算を発表した。売上高が前年同期比11.6%増の36.83億円、営業利益が同12.7%増の5.64億円、経常利益が同14.6%増の5.61億円、親会社株主に帰属する四半期純利益が同12.7%増の3.85億円となった。
クラウド事業の売上高は前年同期比25.0%増の28.46億円、セグメント利益は同51.5%増の10.80億円となった。ホリゾンタルSaaSの売上高は21.28億円(前年同期比33.3%増) となった。当第3四半期連結会計期間末時点の MRR(月額利用料)は2.53億円、契約企業数は158社となった。バーティカルSaaSの売上高は、5.83億円(前年同期比6.1%増)となった。当第3四半期連結会計期間末時点のMRR(月額利用料)は0.65億円、契約企業数は162社となった。DCRの売上高は1.35億円(前年同期比2.7%増)となった。当第3四半期連結会計期間末時点のMRR(月額利用料)は0.15億円、契約企業数は3社となった。
オンプレミス事業の売上高は同7.1%減の4.28億円、セグメント利益は同16.7%減の1.77億円となった。一部の顧客からライセンス受注があったものの、クラウド環境への移行などに伴いソフトウェアメンテナンスの解約が進んだ。
プロフェッショナルサービス事業の売上高は同27.3%減の4.07億円、セグメント損失は0.34億円(前年同期は1.09億円の利益)となった。「SmartDB(R)」に関連する導入支援プロジェクトや、DCRの機能拡張開発、既存顧客向けプラグインソフトウェアの改修などを受注した。一方で、クラウド移行提案の積極化に伴うエンジニ
アの稼働率低下や、前年同期に実施した大型プロジェクトの反動減が業績に大きく影響した。
2024年12月期通期については、売上高が前期比13.7%増の50.50億円、営業利益が同32.1%増の7.62億円、経常利益が同34.6%増の7.58億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同24.4%増の5.27億円とする8月14日発表の修正計画を据え置いている。
《ST》
提供:フィスコ