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東京株式(前引け)=反落、朝高後に値を崩す展開に

 20日前引けの日経平均株価は前営業日比172円08銭安の3万8242円35銭と反落。前場のプライム市場の売買高概算は8億3349万株、売買代金概算は1兆8870億円。値上がり銘柄数は589、対して値下がり銘柄数は989、変わらずは65銘柄だった。

 きょう前場の東京株式市場は強弱観対立のなか方向感の見えにくい展開となり、日経平均は朝方に高く始まったものの、前場取引中盤から値を崩しマイナス圏に沈んだ。地政学リスクを背景に前日の欧州株市場が全面安に売られたことが警戒視されたほか、米エヌビディア<NVDA>の決算発表を控え半導体セクターの上値が重く、全体相場に影響した。アジア株市場も総じて軟調で、これを横目に先物主導で売りに押される展開を強いられた。値下がり銘柄数は全体の6割を占めている。

 個別ではディスコ<6146>、東京エレクトロン<8035>が安く、東京海上ホールディングス<8766>は大幅安。MS&ADインシュアランスグループホールディングス<8725>も値を下げた。東テク<9960>が急落、チェンジホールディングス<3962>の下げも目立つ。半面、売買代金トップの三菱重工業<7011>が堅調、IHI<7013>も買われた。セブン&アイ・ホールディングス<3382>が値を飛ばし、SOMPOホールディングス<8630>が大幅高。KADOKAWA<9468>はストップ高人気。

出所:MINKABU PRESS

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