日経平均VIは低下、株価堅調で警戒感が後退
日経平均ボラティリティー・インデックス(投資家が将来の市場変動の大きさをどう想定しているかを表した指数)は14時5分現在、前日比-1.04(低下率3.98%)の25.08と低下している。なお、今日ここまでの高値は25.88、安値は24.96。
昨日の米株式市場は指数によって高安まちまちとなり、やや手掛かり材料となりにくい中、今日の東京市場は買いが先行し、日経225先物は上昇して始まった。市場では、日本時間21日未明に発表される米半導体エヌビディアの8-10月期決算への警戒感が意識されているが、今日は取引開始後に日経225先物が概ね堅調な推移となっていることから、ボラティリティーの高まりを警戒するムードが後退。日経VIは昨日の水準を下回って推移している。
【日経平均VIとは】
日経平均VIは、市場が期待する日経平均株価の将来1か月間の変動の大きさ(ボラティリティ)を表す数値。日経平均株価が急落する時に急上昇するという特徴があり、日経平均株価と通常は弱く逆相関する傾向がある。一方、数値が急上昇した後に、一定のレンジ(20~30程度)に回帰するという特徴も持っている。
《SK》
提供:フィスコ