日経平均VIは大幅に上昇、株価の上値重く警戒感広がる
日経平均ボラティリティー・インデックス(投資家が将来の市場変動の大きさをどう想定しているかを表した指数)は14時5分現在、前日比+3.09(上昇率13.31%)の26.31と大幅に上昇している。なお、今日ここまでの高値は26.32、安値は25.50。
先週末の米株式市場で主要指数が下落した流れを受け、今日の東京市場は売りが先行し、日経225先物は下落して始まった。市場では、日本時間21日未明に発表される米半導体エヌビディアの決算への警戒感が意識されている。こうした中、今日は取引開始後も日経225先物の上値が重く、警戒感が広がり、日経VIは先週末の水準を上回って推移している。
【日経平均VIとは】
日経平均VIは、市場が期待する日経平均株価の将来1か月間の変動の大きさ(ボラティリティ)を表す数値。日経平均株価が急落する時に急上昇するという特徴があり、日経平均株価と通常は弱く逆相関する傾向がある。一方、数値が急上昇した後に、一定のレンジ(20~30程度)に回帰するという特徴も持っている。
《SK》
提供:フィスコ