FCE---24年9月期は2ケタ増収増益、DX推進事業と教育研修事業の両セグメントで2ケタ増収増益を達成
FCE <9564>は13日、2024年9月期連結決算を発表した。売上高が前期比19.9%増の50.06億円、営業利益が同24.1%増の7.21億円、経常利益が同22.8%増の7.06億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同57.5%増の5.02億円となった。
DX推進事業セグメントの売上高は前期比23.1%増の26.32億円、セグメント利益は同71.7%増の6.95億円となった。同社グループ商品「RPA Robo-Pat DX」の業績が引き続き好調であり、売上高の成長を牽引した。現場の最前線で業務にあたりながらRPAを使いこなすための「ロボパットマスター認定プログラム」の受講者数を継続的に増やし、DX推進並びに生産性向上を実現する人材の育成にも注力することで市場と事業の両面の拡大を実現している。併せて、紹介パートナー制度の拡大や同業種でのクライアント紹介など、新たな事業拡大機会を創出している。導入社数は2024年9月末時点で1,481社(前年同期1,192社)となった。
教育研修事業セグメントの売上高は前期比19.8%増の22.78億円、セグメント利益は同60.9%増の2.97億円となった。同社グループ商品「Smart Boarding」(統合型人財育成プラットフォームサービス) が、社員教育・人材育成に対する投資意欲の高まりを背景に、引き続き導入企業数を伸ばし、導入社数は2024年9月末時点で1,095社(前年同期607社)となった。教育事業は、2024年1月に日本コスモトピアの全株式を取得し連結子会社としたことにより増収・増益となり、その他の既存事業は事業全体が堅調に推移した。
2025年9月期通期の連結業績予想については、売上高が前期比14.9%増の57.50億円、営業利益が同24.7%増の9.00億円、経常利益が同29.4%増の9.15億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同25.4%増の6.30億円を見込んでいる。
《ST》
提供:フィスコ